映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】マネーモンスター
2016年09月20日 (火) | 編集 |
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マネーモンスター(2016 アメリカ
原題:Money Monster
監督:ジョディ・フォスター
脚本:ジェイミー・リンデン  / アラン・ディ・フィオーレ/ ジム・カウフ
出演:ジョージ・クルーニー
 ジュリア・ロバーツ/ ジャック・オコンネル/ ドミニク・ウェスト / カトリーナ・バルフ

感想

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人気司会者リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)の軽妙なトークがウリの投資情報番組“マネーモンスター”放送中、銃を持った若者が番組に乱入。ゲイツが番組で推奨したアイビス社の株に投資して全財産を失ったと主張する青年カイル(ジャック・オコンネル)は株の暴落はコンピューターのグリッチ(プログラミング・バグ)だとするアイビス社に納得せず、ちゃんとした説明を求めています。
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警察が収録スタジオを包囲する中、爆弾を体につけられたゲイルは無事救出されるのか
番組ディレクター、パティ(ジュリア・ロバーツ)の采配は 

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最近はテレビドラマも手掛けているジョディ・フォスターの映画としては4作目の作品です。
『マネー・ショート』がちんぷんかんぷんだったので、本作も劇場を見送ってしまったんですが、今回は「英国男優50人斬り」のジャック・オコンネル目当てで鑑賞。
金融音痴の私でも十分楽しめる作品になってました。

この映画、ジャック演じるカイルの求めに応じ、同じく納得のいかないゲイツがアイビス社に説明を求め、同時進行で
番組スタッフがアイビス社の調査をします。

以下少々ネタバレ気味に書いているので未見の方はご注意ください。

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マット・デイモン『エリジウム』
2013年08月12日 (月) | 編集 |



『第9地区』のニール・ブロンカンプ監督の「空にぽっかりシリーズ(←勝手に命名)」第2弾
『エリジウム』を観てきました。
エリジウム(2013)アメリカ
原題:Elysium
監督:ニール・ブロンカンプ
出演:マット・デイモン/ジョディ・フォスター/シャールト・コプリー/アリシー・ブラガ/ディエゴ・ルナ/ワグネル・モウラ/ウィリアム・フィクトナー
日本公開:9/20
 
2154年
1%の裕福な人間は空に浮かぶスペース・コロニー「エリジウム」で理想的に暮らし、
残り99%は、人口の過密した荒廃した地球で貧しい暮らしを余儀なくされている。
マックス(マット・デイモン)は車泥棒として荒れた暮らしをしていたが、
工場での職を得て、まじめに生きようとしていた矢先、ある事故から余命5日と宣告されてしまう。
助かるためには「エリジウム」に行くしかないが、高価なチケットが手に入るはずもない。
そんなマックスにあるオファーが舞い込む。

マット・デイモン主演のSFアクション映画です。
140年後、荒廃した地球に溢れる貧困層の多くがヒスパニック系というのが
アメリカの未来を予見してるようです。
面白いのは、かつて国境を越えて移民してきた彼らが
今度は宇宙を渡ってエリジウムに不法に入ろうとすること。
エリジウム側は徹底的に排除しようとすることから、移民たちは命がけ。
このあたりケイリー・フクナガの『闇の列車、光の旅』を思い出します。
勿論移動手段は列車ではないですが・・。

この映画には、不法移民を助ける組織が存在し
マックスはその組織のリーダーにあるミッションを託され、エリジム側と戦うことになるんですね。

富裕層と貧困層に分割した社会の描き方は、リメイク版『トータル・リコール』を思い出すけれど 本作はさすがブロンカンプ監督作品、空に浮かぶエリジウムなど圧倒的なビジュアルが見もので 究極の移民対策など社会派的な視点が面白い作品になっています。

マット・デイモン演じるマックスは、カトリック系の孤児院で育っていて
かつてシスターに「あなたは救世主となる人」と言われてたんですね。
そのことが重責となり、どうにもならないもどかしさから犯罪にも手を染めたけれど
余命5日を宣告され、なくすもの等ない彼は、人類のために命を懸けようとするのです。
銃を構えるマットはスキンヘッド版ボーン!



細かいことを言うと、スキンヘッドギアの使い方も「??」で
ビジュアル的な効果以外にさほど意味を成さない気がしたり
孤児院で一緒に育ったフェイとの関係も子供を絡ませないほうがシンプルな
ロマンスになったんじゃないかなぁとも思います。
ファクトナー演じる人物をめぐるあれこれや、途中のグダグダをもう少しスッキリさせると
地球を救うというテーマがより浮き上がるんじゃないかな。

とは言え、マックスを突き動かすものが愛する人を救うためであり
神に課せられた任務である というような運命的な描き方がとっても良くて
最後は切ないながら感動します。

共演陣は
ジョディ・フォスターは移民を徹底的に取り締まり、エリジウムの保安に躍起になる高官を冷酷に演じていて、悲しい悪役が似合ってる。
『第9地区』で主演を演じたシャールト・コプリーが、地球側で移民を取り締まるクルーガーを演じていて、思えば移民を取りしまる中間責任者という役割は『第9地区』と同じ。
前作でお役人風が嵌ってたコプリーですが、今回はこの風貌で大暴れ。



マックスの親友フリオ役のディエゴ・ルナが、刹那的にカッコよくて最高。泣かせました。

移民問題や、裕福なものだけしか文明の恩恵に預かれない社会ってどうよ など
さまざまな社会問題について考えさせられる作品でもありますね。







 



それでも、愛してる
2012年06月20日 (水) | 編集 |
ジョディ・フォスターの16年ぶりの監督作品となる本作は
メル・ギブソンを主役に迎え、うつ病になった男とその家族を描くヒューマンドラマ。
今週公開と言うことでDVDで再見しました。


それでも、愛してる
2011年(アメリカ)
原題:The Beaver
監督:ジョディ・フォスター
出演:メル・ギブソンジョディ・フォスター
アントン・イェルチンジェニファー・ローレンス
ライリー・トーマス・スチュワート
【ストーリー】
ウォルター・ブラックは、父親から玩具会社を継ぎ、
豪華な家を持ち、結婚20年目を迎えようとしていた。
しかし、妻と子供と暮らす幸福な日々から一転、
突然、うつ病にかかってしまう。
さらにウォルターの病は自身だけでなく子どもたちにも
影響を与えはじめ……。(ぴあ映画生活より)


妻(ジョディ・フォスター)から別居を余儀なくされ、
まさに自殺を図ろうとするとき、ウォルター(ギブソン)を阻んだのは
リカーストアのゴミ箱から拾ってきたビーヴァーのパペット人形。
それ以後、ウォルターはビーヴァーを手に
腹話術のように自分の言葉をマペットに語らせ
周囲にも治療の一環と納得させることで
アグレッシブな自分を取り戻すのです。
でもそんなこと本当に可能なの?ってことですよね。

頑強な役柄で親しまれてきたメル・ギブソンが
一転うつ病に沈む男を演じて話題になりました。




メルがビーヴァーを操る器用さが楽しく、
ビーヴァーとウォルターの2ショットにも笑えるんですが
段々にビーヴァーがウォルターを乗っ取っていくような展開に
観てるものも恐ろしさと不安を感じ始めるんですね。
「うつ病」という題材を使っている点で、
このファンタジーな表現には賛否両論あるところかもしれません。
ビーヴァーはウォルターの病的な精神の現れだと理解はできるのだけど
その行動自体無理なんじゃないの?などと、
私自身素直に観れないところがありました。

でも、この映画は医学的なこだわりを捨て、
前向きになれない人への応援歌として観るのが正解でしょう。

何かに隠れたり、ごまかしたりするのでなく、
自分に正面から向かい合いなさい。
家族も「前のような完璧」を求めるのでなく、ありのままを受け入れ愛しなさい
そこから新たな家族の歴史を作っていけばいいんだよ、
そんなメッセージを感じる映画です。

息子にアントン・イェルチン、そのガールフレンドにジェニファー・ローレンス
ティーンエイジャー2人の再生を描くサブストーリーが
フレッシュな味付けとなっています。


日本公開は6/23~
★★★☆