映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
ジョセフ・ゴードン=レヴィット初監督作品『ドン・ジョン』
2013年11月05日 (火) | 編集 |



今日はジョセフ・ゴードン=レヴィット君の初監督作品『ドン・ジョン(原題)』
スカーレット・ヨハンソンがゴッサム賞の女優賞にノミネートされています。
ドン・ファン(2013)アメリカ
原題:Don Jon
監督:ジョセフ・ゴードン=レヴィット
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット/スカーレット・ヨハンソン/ジュリアン・ムーア/
日本公開:2014/3・15

ナンパにかけては失敗知らずのジョン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット )を友人たちはドンファンにかけてドン・ジョンと呼んでいる。しかしながらポルノ以上に満足を得ることが出来ないジョンは、今日も一人パソコンの前でお気に入りのサイトを開くのだった。そんなジョンに新たな出会いが。彼に春がやってくるのか?・・

ジョセフ君が脚本と監督を努める本作で、彼はなんと、ポルノ好きのセックス中毒青年を演じています。
友人、家族、車、筋トレ、アパート、教会、ナンパ、エロサイト !!
ジョンの熱中するものをテンポよい繰り返しで紹介する冒頭から掴みはOK

毎日エロサイトを覗いて一人Hしてしまうジョン。
このシーンもテンポよく繰り返し見せることで、いやらしさを感じさせない演出
同じくセックス中毒を描く『シェイム』は鬱々としたドラマだったけれど、本作は全般にライトで
ブラックな笑いを投入しつつも、ジョンの成長を見守る温かい視線を感じるのです。




感心したのは役者の使い方ですね。
ジョン自身ちょっと変な喋り方なんだけど、これがパパ似w
いい女に目がなくてヤンチャな面影を残すパパ、ジョンシニアが
ジョンの将来の姿だろうなぁと思わせる、監督ジョセフ君の細かいこだわりがたまらない。
台詞なしかと思ってた妹に、実にジョンを理解した発言させたり
ジョンの友人二人との関係など、登場人物のキャラを凄く丁寧に描いているのが印象的です。




共演はほかにスカーレット・ヨハンソンジュリアン・ムーア
スカヨハを意外な使い方をしてるのも楽しい。
奇をてらったテーマを選んだかなと思いきや、現代的な交流関係にありがちな問題に迫り
最後には映画のメッセージに温かい気持ちになりました。

劇場を出る際に観客の女性と目が合って、思わず「面白かったね~」
「初監督作品とは思えない、びっくりだよねぇ」などと言葉を交わしましたよ。
とってもチャーミングな一本で満足度高しです。 ジョセフ君グッジョブ!


トラックバック一覧

  1. 1. DVD:ドン・ジョン 現代性あるテーマをあえて書き監督し、そして自分で主演したレヴィットの株、急上昇!

    • [日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜]
    • October 12, 2014 09:34
    • 俳優と思っていたジョセフ・ゴードン=レヴィット(写真:左)が、初監督。 演出は中々のレベル。 オープニングのシンプルなタイトルの見せ方といい、物語の進め方といい、堂に入っている。 そして驚きは、本人が書いた脚本! どんなネタかと思ってみれば... リア...





LOOPER ルーパー
2012年10月03日 (水) | 編集 |
ジョセフ・ゴードン=レヴィットが『BRICK ブリック』のライアン・ジョンソン監督と再タッグを組んだ新作は、30年後の未来からやってきた自分と対峙する姿を描く、タイムトラベルものSFです。
日本公開は来年1/12~





LOOPER ルーパー
2012年(アメリカ)
原題:Looper
監督:ライアン・ジョンソン
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィットブルース・ウィリスエミリー・ブラントポール・ダノ、ジェフ・ダニエル



タイムトラベルが可能になったものの法律で禁じられている近未来。
マフィアは始末したい対象をタイムマシンで30年前に送り込み、ルーパーと呼ばれる殺し屋に殺させていた。
そんなルーパーの一人が、ジョセフ君演じるジョー。
マフィアからの報酬でリッチになっていくジョーだったが、ある日未来から送られてきたのは
30年後の未来からやってきた自分自身(ブルース・ウィリス)だった!という話。

監督のライアン・ジョンソンとジョセフ君は友達関係にあり、『BRICK ブリック』のあとから二人で温めてきた構想が、
ようやく実現した形だとか。『BRICK ブリック』では無名に近かったジョセフ君もいまや大ブレーク。
最高のタイミングで世に出ることになった映画と言えますね。

本作は『ターミネーター』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『12モンキー』など、過去を変えようとするSFの名作たちを髣髴とさせます。
他にも・・、おっとこれはネタバレになるのでやめましょ。



楽しいのはジョセフ君が、ブルースの30年前の姿を演じるところですね。
全然似てないはずの彼なのに、ブルースそっくりに見えてくる!
CGなど使わずメイクだけでブルース顔を作り出したようだけど
メイクアップスタッフは、ものまね王座決定戦から調達したんでしょね(うそw)
声も動作もブルース風なのは勿論ジョセフ君の演技力。
生え際を気にする様子はウケましたw

最初にブルースがやってきてジョセフ君をノックアウトして逃走するシーンなど、緩さに会場には笑いが出るほどだったけど、妙にアナログなアクションとダイナミックさの対比も面白さかな。




ブルースが目指していたのが、エミリー・ブラント演じるサラが息子と暮らす農場。
そこに何があるのか。サラという名前自体意味があるよねぇ。

現状から抜け出したい若いジョーと、
どうしても過去を変えたい未来のジョー、二人の思いが切実で
最後は泣けました。帰りがてらブルースのことを思いさらに泣けた。

例えば、過去に戻ってヒトラーを殺せば世界は変わったかもしれない。
でも悪魔を作らない事こそが大事で、何よりも愛は世界を救うのだ
そんなことを描いた作品でした。

実は途中ちょっと眠くなってしまって見逃したところがあるの(汗)
『BRICK ブリック』も何度観ても寝てしまって最後まで行き着かない一本。
睡眠の足りてるときに再見します。 





ジョセフ・ゴードン=レヴィット新作『プレミアム・ラッシュ 』
2012年09月21日 (金) | 編集 |
話題作に次々に出演してるジョセフ・ゴードン=レヴィットの新作は、マンハッタンで活躍するバイク・メッセンジャーが、ある荷物の配送にかかわったことから事件に巻き込まれ姿を描くアクション・スリラー。

マンハッタンの渋滞を自転車で潜り抜けるスリルがたまらない!

 

プレミアム・ラッシュ 2012年(アメリカ)
原題:Premium Rush
監督:デビッド・コープ
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィットマイケル・シャノンダニア・ラミレスジェイミー・チャン
 
ジョセフ君演じるウィリーは、サラリーマンなんて向かないと、バイク・メッセンジャーを生業とする若者。
ある日「プレミアム・ラッシュ」で依頼を受けた封筒により、ある事件に巻き込まれることになる。
一通の封筒にはある中国人女性の大きな思いが託され、しかしそれを狙う悪の組織も暗躍する。
ジョセフ君は、ある意味プロの意地で配送に走るのだけど、それを阻止するものから追われることになるんですね。
一人はバイカー・カップ(自転車に乗った警官)、そしてマイケル・シャノン演じる悪徳刑事です。

 

とにかくまぁ、ジョセフ君の身の軽いこと。マ
ンハッタンの車の波をスイスイとすり抜け、ギリギリのところで車をかわす。
時々、瞬時の判断をシミュレーションで見せる映像なども楽しいのだけど、危険ととなり合わせのスリルにハラハラします。
実際ジョセフ君はこの撮影中にタクシーに激突し、右腕を31針縫う怪我を負ってるんですよね。
 ↓これはジョセフ君が病院に行く前に自分のツイッターに投稿した写真。

 

しかもこのあとワンシーン撮影してるようなんですが、救急車で搬送される(しかもマイケル・シャノンに封筒を渡せと痛みつけられる)シーンのジョセフ君はマジで痛そうでした。
マイケル・シャノン鬼やね(汗)
 
封筒をめぐっては、ある社会派なドラマも絡んだりして、それなりにストーリーはあるものの、
ほぼ全編を自転車で走るシーンで構成するのは流石に厳しいだろと思うところ。
この日、私は『ボーン・レガシー』と2本斬りだったのもあり、チェイシング系アクションはもういいわって(汗)

しかも中盤から2席空けて座った男性が貧乏ゆすりを始めて、振動がモロに伝わり不快感マックス。
映画も早く終わらないかなぁと思っちゃって最悪でしたが(笑)
ニューヨークの交通を制御するのもさぞ大変だったでしょうね。
監督のデヴィッド・コープは『宇宙戦争』『インディジョーンズ・クリスタルスカルの王国』などで脚本を担当してきた方で、市の協力を得ることが出来たのはスピルバーグのネームバリューもあったかもですね。
しかし交通を遮断された市民の一人が、フラストレーションからスタッフへ暴行を加えるという騒動も起こったようです。
やれやれ。
ニューヨークにおけるバイカー(自転車乗り)というサブカルチャーを知り、
ジョセフ君の身体能力の高さと、蛇のようにしつこいマイケル・シャノンの悪徳振りを楽しむ作品でした。
 
日本公開は未定
 

★★★☆