映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
チャイナタウン
2013年05月12日 (日) | 編集 |




 

チャイナタウン(1974)アメリカ

原題:Chinatown
出演:ジャック・ニコルソンフェイ・ダナウェイジョン・ヒューストン、 バート・ヤング、 ペリー・ロペス、 ジョン・ヒラーマン、 ダレル・ツワリング 、 ダイアン・ラッド


1930年代のロスアンゼルスを舞台に、私立探偵ジェイク・ギテスが、水の利権をめぐる陰謀に巻き込まれていく様を描く。
ロマン・ポランスキーの珠玉のフィルムノワールです。




 私立探偵ギテス(ジャック・ニコルソン)はダム建設技師の妻と名乗る女性から夫の浮気調査の依頼を引き受け、若い女と密会する写真を撮ることに成功。ところがこれが何故か新聞に掲載され、怒った本物のモーレイ夫人(フェイ・ダナウェイ)がギテスの前に現れる。最初の依頼者は偽者だったのだ。しかもモーレイはその後溺死体となって発見される。何かの陰謀を察知し、モーレイ夫人に接近するギテスだが、彼の周りで新たな殺人事件が起こり、ギテス自身も命を狙われることになる。

砂漠に作られたロスは、水の供給がなければ市民生活はなりたたないことから、貴重な水をめぐる汚職が生まれる。ジョニー・デップが声を担当した『ランゴ』もそうだったな。
かつてはロスのチャイナタウンで警察として働いていたギテスは、そこで事件にのめり込んだあげく傷ついた過去を持つ。チャイナタウンにはチャイナタウンのルールがあり、よそ者の介入を許さない。けれど、ギテスはまたしても女にのめり込む。同じ失敗を繰り返すことになるのに・・

真実を追究しようとしながらも巨大な陰謀を前に無力感を噛み締めるしかないギテス。
ニコルソン悲痛な表情が、ジェリー・ゴールドスミスの退廃的なメロディに被さるラストシーン
鳴り続けるクラクションが哀しく響き、なんとも言えない虚無感に襲われ忘れられないものがありますね。
30年代の時代を再現する美術も見事です。

ちなみに、モーレイ夫人の父親を演じているのは、ジョン・ヒューストン監督だったんですね。

ポランスキー自身も、ギテスを脅すギャング役で登場。
「こんなミジェット(小人)どこから連れて来たんだ」と言うニコルソンの鼻をナイフで切り裂くシーンはリアルでビビったわ。


劇中フェイ・ダナウェイがカクテルを注文するシーンで言う「トムコリンズをライムで」。
これいつか真似してみたい!!

 

■トラックバックいただいてます

Tracked from CINEmaCITTA&.. at 2013-05-11 00:51 x

タイトル : チャイナタウン
久しぶりに蔵出しビデオで観ました。 この時代の映画は個人的な思い入れが強い作品が揃っていまして、この映画もその一作なんです。 『ローズ・マリーの赤ちゃん』 のヒットで一躍人気監督となった ロマン・ポランスキー監督 のハードボイルド・ミステリーといったら言いのでしょうか。 ジャック・ニコルソン が私立探偵ジェイク・ギテスに扮した名作の一本。 相手役は、これも当たり役、ミセス・モーレイ演じる フェイ・ダナウェイ です。 【チャイナタウン】 CHINATOWN 1974 ......more



恋愛小説家
2006年10月06日 (金) | 編集 |


1997年(米)
監督: ジェームズ・L・ブルックス
出演: ジャック・ニコルソン/ヘレン・ハント/ グレッグ・キニア /キューバ・グッディング・Jr
【ストーリー】
甘く切ない女心を描き、書いた本はすべてベストセラーという恋愛小説家メルビン。しかし実際の本人は、異常なまでに潔癖性で神経質の嫌われ者。周囲に毒舌をまき散らし、友人は誰もいない。。そんな彼がある日、ウェイトレスのキャロルに淡い恋心を抱くが・・・。
■感想
「お勧めのロマンス映画教えてください」のコメントで一番多かった答えがこれ。
今まで飛び飛びにしか観てなかったので、あらためてじっくり観てみました。

いやー、これは良かった~。
ジャック・ニコルソン演じるメルヴィン。異常なまでの潔癖症の彼。
手洗いのたびに新しい石鹸2個を使い捨て、レストランにはプラスティックのフォーク、ナイフを持参。
道を歩く時にもひび割れや、継ぎ目のところは歩かない…。等々の徹底振り。
しかも、他人に毒を吐きまくりの彼は、嫌われ者の偏屈屋さん。

そんな彼があるとき、けがをしたアパートの住人(グレッグ・キニア)の飼い犬を預かることになるのですが、このワンちゃんが異常に可愛い~!!!!
これはもうニコルソンじゃなくってもメロメロよー。
この癒し系のワンちゃんによって、偏屈がんこ親父の顔が緩んだり、飼い主の元に返さなければならないときに涙したり…、そんな主人公の意外な表情に思わずキューンっとなってしまう。上手い演出です。

一方、恋のお相手ヘレン・ハント演じるキャロルは重い喘息の子供を持つバツイチ女性。
思うようにならない人生に悩みながらも、素直で懐の大きいオトナの女性を演じていて、この演技がまた最高。

このふたりのストーリーにグレッグ・キニアのエピソードが加わる展開。
誰もみんな安易な人生を歩いていないけれど、懸命に前を向こうとしてるのがいいです。

キャロルが求める「I love you.」の一言がいえないメルヴィンだけど
彼女をみていることがどんなに心地良いかを伝える、その言葉の一言一言にも感動します。

たくさん笑えて、温かい気持ちになれる素晴らしい作品でした。
主演ふたりのオスカーダブル受賞は納得。
でも、私がオスカープレゼンテーターならふたりに加えて、大活躍のわんちゃんにも
主演わんわん賞をあげたいなぁ。彼(彼女?)の演技は最高!!