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【映画】『グリーン・ルーム』パンクバンドVSネオナチ集団!
2016年07月14日 (木) | 編集 |
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グリーン・ルーム(原題)(2015)アメリカ
原題:Green Room
監督/脚本:ジェレミー・ソルニエ
出演:アントン・イェルチン/イモージェン・プーツ
 /パトリック・スチュワート 

【感想 
アントン・イェルチン主演のバイオレンス・スリラーです。

イェルチン君演じるパットは売れないパンクロックバンドのベーシスト。
駐車中の車からガソリンを拝借しなきゃいけないほどビンボーな彼らは
パンク好きのネオナチ集団が集うクラブでの仕事をオファーされ、嫌々ながら引き受ける。

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ところが演奏を終えた楽屋でとんでもないモノを目撃してしまった彼らは
楽屋(green room)に拘束され、危険にさらされることになるのです。
メンバーはクラブから生きて帰ることができるんでしょうかという話

イェルチン君が出てるのと、監督が『ブルー・リベンジ』のジェレミー・ソルニエということで食指が動きました。
前作『ブルー・リベンジ』はバイオレンスの中にユーモアがあって、ユニークなスリラーでしたが
今回はバイオレンスが主体のサバイバルものになってます。

白人至上主義のネオナチはスキンヘッドが人を寄せ付けない感じがして独特の怖さがありますよね。
彼らの思想が理解不能なところも不気味さに拍車をかける。
しかも彼らを牛耳るのが、(多分スキンヘッドで雇われたであろう)パトリック・スチュアート。
アントン君とはスタトレ仲間のはずなのに、本作のスチュワートさんは容赦なしです。

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バイオレンス映画につき、好みは分かれるところでしょう。
正直私にはホラーだったし、及び腰で観てしまいましたが
イェルチン君のサバイバルを軸にしてるので、いやでも先が気になるし
リアルなグロをちら見せして痛さを伝える映像や緊張感を途絶えさせない演出はうまいと思う。

嵐のあとのブラインドのようにズタボロになりながら踏ん張るイェルチン君には
いやもうそりゃ無理でしょと思っちゃいましたけど(笑)

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相容れるところのない集団を相手に、敵陣からの脱出を図るという点で、
ジョン・ブアマンの『脱出』に通じるものがあるし、暴力に無縁の者が
身を守るために暴力に暴力で立ち向かうさまは『わらの犬』。
でもありとあらゆる武器を駆使して戦う映画でもあり、監督としては戦争ものという位置づけらしい。

戦いを制したものが必ずしも爽快感を得るとは限らないのが暴力ですね。
最後にトコトコと戻ってきたワンコの行動に、戦士も普段は一人の心ある人間なんだと思った。


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