映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】他人の眼
2016年06月01日 (水) | 編集 |
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他人の眼(1980)アメリカ
原題:Eyes of a Stranger
監督:ケン・ウィーダーホーン
脚本:エリック・L・ブルーム /  マーク・ジャクソン
出演:ロ―レン・チューズ/ジェニファー・ジェイソン・・リー/ジョン・ディサンティ/ピーター・デュプレー 



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主に若い女性を標的とした猟奇殺人事件が立て続けに起こり
ニュースキャスターのジェーン(ロ―レン・チューズ)は懸命に注意を呼び掛けた。
ジェーンにはかつて変質者に誘拐され、ショックから聾唖者となってしまった妹トレイシー(JJリー)がいて
この手の事件にとりわけ嫌悪感を抱いていたのだ。
ある日、深夜に帰宅したジェーンはアパートの地下駐車場で不可思議な行動をとる男を見かけ
事件との関連を疑う・・

【感想
アトランダム映画祭」のっかり特集3本目
入手困難ということで急きょコンペ作品から外されてしまった1本ですが
ジェニファー・ジェイソン・リーの映画デビュー作と聞けば観ないわけにいきません。
変更が告げられた時にはすでにアマゾンポチってたし(笑)


『13金』のプロダクション制作とあって、殺人事件自体が結構残忍
いきなり首チョンパですからね。(特殊メイクはトム・サヴィーニ)
どんだけ切れのいい包丁なんや。
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でも殺人鬼は生身の人間で、それをニュースキャスターが独自に追うという構図がスリルを生み
スラッシャーを楽しむ以上の面白さがあります。

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いきなりピンクのセーター姿で登場するJJがまた可愛いんだ
聾唖者ということでセリフはほとんどないですが、「見えない」演技が自然で
流石と思っちゃいました。
至近距離に犯人がいても気づかない感覚の鈍さは「んなことないだろ」と思うけど、
観客を楽しませる演出としてはあり。
後半は大活躍でサービスショットはファン必見です。
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クローゼット、電話などのアイテムは既視感ありで
他のホラー映画の寄せ集めと言われてたり、リアリティに欠ける描写もあるものの
警察の捜査をほとんど見せることなく猟奇殺人事件を描ききる
80年代スリラーならではのシンプルさがよかった。




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【映画】ヘイトフル・エイト
2016年01月03日 (日) | 編集 |
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。

2016年劇場映画1本目はタランティーノの新作『ヘイトフル・エイト』に行ってきました。



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ヘイトフル・エイト(2015)アメリカ
原題:The Hateful Eight
監督:クエンティン・タランティーノ
脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:サミュエル・L・ジャクソン /  カート・ラッセル/ ジェニファー・ジェイソン・リー/ ウォルトン・ゴギンズ/ デミアン・ビチル / ティム・ロス /マイケル・マドセン/ ブルース・ダーン

日本公開:2/27

【あらすじ
ワケありの男女8人が雪嵐のため山小屋に閉じ込められる

タランティーノ長編監督8本目は、南北戦争後数年のワイオミングを舞台にした西部劇です。

バウンティ・ハンターのカート・ラッセルは女罪人ジェニファー・ジェイソン・リーを駅馬車で護送中。
そこに同乗してくるのが同じくバウンティ・ハンターのサミュエル・L・ジャクソン

気づけば、もう一人同乗者が増え・・
はい、すみません、ちょっと寝てました(汗)
外は大変な吹雪となり、4人は今で言う「道の駅」みたいなロッジに立ち寄ります。

あいにく主人が留守のそのロッジには数人の先客がいて、思い思いにシチューを食べ
言葉を交わすのですが、そのうちに不穏な空気が立ち込め・・・
吹雪に閉ざされたロッジで何が起きるのか という話。

正直前半は退屈で、うとうと(汗)
ロッジの空気が怪しくなる中盤からは俄然面白くなりますね。

ポイントは南北戦争終結から数年という時代設定

サミュエル・L・ジャクソン演じるバウンティ・ハンターが元北軍の少佐で、
先客の一人ブルース・ダーンが南軍の大将だったことや
ワイオミングという土地柄、黒人、リンカーンといったアイテムがキーワードとなって
登場人物たちの確執が浮き彫りになっていくわけ。


1人2人と死人が出はじめ、犯人は誰で目的は?というミステリーをあおりつつ
タランティーノらしいバイオレンスを炸裂させていく
ひーっと最初はのけぞってた私も終いにはブラックさに笑ってました。


日本公開前なので多くは語りませんが
登場人物の中では護送される犯罪人デイジー役のジェニファー・ジェイソン・リーがいい。
マイケル・マドセン、ティム・ロスなどのタランティーノ組を尻目に
オスカーノミネートに期待のかかる怪演ですな。
タランティーノのサディスティックな演出に良くぞ耐えた。


話題の70mmフィルムを使ったらしい映像は前半こそ生かされてるけど
中盤以降はすべてロッジ内という展開なので、その効果のほどはどうなんでしょ。

勿論室内でもカメラワークは秀逸で、細かいところのうまさは感じるものの
187分という上映時間がちょっとなぁ
3時間超えでっせ!
長すぎるよ~。

と思ったけど実際には3時間なかったな。
他のユーザーレビュー読むとインターミッションが入ったと書いてるけど
私が観たものはなかったよ。その分短かったのか、劇場によって違うのかな。

最近のタランティーノは人種差別問題に興味があるのでしょうね。
その辺り、ユーザーの受け入れ的に好みが分かれるかな。
冒頭、エンニオ・モリコーネの曲が流れる中 映し出される張り付けのキリスト像が
その後に描かれる人間の愚かさを象徴していたように思います。


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