映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
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【映画】『ライフ』そいつを地球に持ち帰ってはヤバい
2017年04月02日 (日) | 編集 |
life
ライフ
(2017)アメリカ
原題:Life
監督:ダニエル・エスピノーサ
脚本:レット・リース/ポール・ワーニック
出演:ジェイク・ギレンホール/レベッカ・ファーガソン/ライアン・レイノルズ/真田広之/アリヨン・バカレ/オルガ・ディホヴィチナヤ
【あらすじ】
国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは火星探査機の回収に成功した。探査機が持ち帰ったサンプルを分析した結果、地球外生命体の存在を示すものであることが判明。喜びに沸くクルーだったが


【感想】
『デンジャラス・ラン』『チャイルド44 森に消えた子供たち』のダニエル・エスピノーサ監督の新作は、宇宙空間で繰り広げられる未知の生命体とのバトルを描くSFスリラーです。

『チャイルド44~』のと聞いたところでちょっと嫌な感じがしてましたが、冒頭からの独白による説明が退屈で、眠りこけそうになりました。でも謎の生命体と対峙するところから一気にスリラーが加速!
むっちゃ怖かったがな。
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生命体と思われるサンプルを調べていたら、そいつが意外な凶暴性を示したことから
「やっちまいな!」になり、「生命体」VSクルーのバトルが幕を開けます。
宇宙空間で繰り広げられるサバイバル劇は確かにエイリアン的。

しかし、本作の「そいつ」はエイリアンよりももっと頭がよさそうで
ヒトデ型の小さな生命体相手に苦戦を強いられるこになるんですね。

タイトルの『Life』はおそらく「生命体」とクルーの命や、生きる力を表現しているんでしょうけど
知力の上回るものが生き延びる これ世の常あるね。

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ジェイク・ギレンホールライアン・レイノルズ他、われらが真田さん等、インターナショナルなキャストが豪華。
スケジュールの都合で主演をジェイクに渡したライアンは、「なるほど時間がなかった」な出演ながら
結構なグロに貢献しております。

スリラーの種類としては「追いかけっこ」がワンパターンなのは少し残念。
「生命体」をやっつけるという決断も意外とすんなりなされているけど、そこもう少しためてクルー感の確執を描いてもよかったかも。
それでも「ヤツ」の能力が未知で、そんなことまでできるのかという恐怖と『遊星からの物体X』的な疑心暗鬼をスリリングに描いていて面白い。最後まで生き延びるのは誰かを予測する楽しみもありますね。

脚本のレット・リースとポール・ワーニックは『デッドプール』のコンビとあって
最後のオチにさり気にコメディを配したのは納得。

冒頭の宇宙ゴミも後半への伏線だったんだなと。


お気に入り度4.0


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【映画】ノクターナル・アニマルズ(原題)
2016年12月01日 (木) | 編集 |
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 ノクターナル・アニマルズ(原題)(2016 アメリカ
原題:Nocturnal Animals
監督/脚本:トム・フォード
原作:オースティン・ライト
出演:エイミー・アダムスジェイク・ギレンホールマイケル・シャノン、アーロン・テイラー=ジョンソン、アイラ・フィッシャー、アーミー・ハマー、ローラ・リニー

【あらすじ】
夫との関係に不安を覚えるある日、ス―ザンの元に元夫のエドワードから小説の原稿が届く・・。
「読んで感想を聞かせて欲しい」とメモのあるその原稿には、ドライブ中にトラブルに巻き込まれるある一家の話が、つづられており・・


オスカーシーズン到来ということで、前哨戦がらみの作品を観ていきます。

まずはサテライト賞の作品賞にノミネートされた『ノクターナル・アニマルズ』。
『シングルマン』のトム・フォードの監督2作目となるスリラーです。
今回はゲイは出てきませんが、「失ったものへの思い」という点で通じるものがあるかも。

ジェイク・ギレンホール演じるエドワードは、小説の原稿を元妻のスーザンに送り付けます。
これが劇中劇となり、トラブルに巻き込まれる主人公トニーをジェイクが演じてるんですが、マイケル・シャノン、アーロン・テイラー=ジョンソン等、うまい役者も脇を固め見ごたえあり。サスペンスフルでこれだけで十分一本の映画になるクオリティです。しかし暴力的で泥臭い(ただし死体はスタイリッシュ)こういう映画をトム・フォードがも撮るのかというのは驚きです。
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小説のタイトル『ノクターナル・アニマルズ』は夜行性動物の意味。
不眠症のスーザンが昔元夫にこう呼ばれていたと語るシーンがあり、すなわち小説は少なからずスーザンに関係してるのです。

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エイミー・アダムスの衣装や住まいなどがスタイリッシュなのはさすがトム・フォード


ジェイクは、スーザンのフラッシュバックの中で若き日のエドワードとしても登場するんですが、面白いことに現在のエドワードは一度も姿を見せません。
それでも映画が終わるころには、「失ったもの」に対するエドワードの思いを感じることになるわけで
なかなか面白い見せ方だと思います。

スリラーの形をとりながら、中身はロマンス。
ただし、ラストシーンは解釈を観客にゆだねる形になるので、ロマンスをどう終わらせているかは見てのお楽しみということで。

しかし、玄関の前にトイレってw
テキサスの家はみんなそうか思われたら困るなぁ。
それにアーロン君、うん○見せてくれなくていいから(笑)



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【映画】『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』ジェイク・ギレンホールが壊しまくる
2016年04月18日 (月) | 編集 |
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2016)
アメリカ
原題:Demolition
監督:ジャン=マルク・ヴァレ
脚本:ブライアン・サイプ
出演:ジェイク・ギレンホールクリス・クーパー/ ナオミ・ワッツ/ ヘザー・リンド /ジューダ・ルイス
日本公開:2017/2/18

 【あらすじ
投資銀行で働くエリートのデイヴィスは突然の事故で妻を亡くす・・

【感想
ジェイク・ギレンホール主演の『デモリション』を観てきました。
妻を亡くした主人公の再生を描くドラマです。

スタローン主演の『デモリションマン』(93)でdemolitionってなんだと思った記憶があるのに、意味調べないままだったな。今回辞書を引くと「解体」とありました。なるほど、ジェイク壊しまくりでした。

突然の事故で妻を亡くしたデイヴィスは妻の死を知った直後、病院の自販機でm&mのチョコを買おうとしますが、自販機の中で引っかかって出てこない。

「カギで開けて取り出して」と病院の受付に申し出ても「自販機は自販機会社の管理だから」と。
たかがm&m 他の物を選ぶなりして買いなおせばいいじゃないかと思うのだけど
納得いかないデイヴィスは管理会社にクレームの手紙を書きます。
自分がどんな状況でそのチョコレートを食べなければならなかったか から始まって
妻との出会いや自分のことまで長々と。しかも葬式の直前に!(笑)

観る前は愛する妻を亡くした男が妻の死を受け入れられず壊れていく話と思ったのだけど
それだけじゃなかった。

さして努力もせずにサクセス街道を突き進んできたデイヴスは、いつの間にか感情を失くしている。
そして自分の人生の設計図になかった妻の死が彼をさらに困惑させているのです。
妻の死さえ悲しむことができないデイヴィスが悲しすぎる。
自販機管理会社へのクレームという形で、デイヴィスのおかれた状況やメンヘラな部分まで紹介してしまう手法が鮮やか。
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そんなデイヴィスが向かうのがタイトルの「デモリション」すなわち「破壊」
壊して壊して壊しまくる。
人間壊れかけたら、いっそのこととことん壊して一から立て直すのが正解かもしれないね。
色のない空虚な空間である「家」はデイヴィス自身を表すメタファーでしょう。

そして自販機のクレーム処理係でデイヴィスの件を担当したシングルマザーのカレン(ナオミ・ワッツ)とその息子との出会いが癒しになり、徐々に感情を取り戻すのです。
ナオミ・ワッツがナチュラルでいいのだわ。家もデイヴィスの家と随分違って生活感があって色調も温かいんです。

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会社の上司で義理の父でもあるフィルを演じるのはクリス・クーパー
クリスは『遠い空の向こうに』でもジェイクの父親を演じてましたが、今回も壊れた義理の息子に呆れ、娘を悲しませたデイヴィスに怒りながらも、デイヴィスを放っておけないツンデレ具合が素敵。
demolition.jpg
そしてなんと言ってもジェイクが完璧なのです。
糸が切れてイッてる演技はジェイクの得意とするところだけど、本作では壊すジェイクから踊るジェイクまで楽しめます。
だんだんに血が通ってくるとともに、妻への愛情をよみがえらせるジェイクがいとしくてたまらなかった。

監督は『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレ
演技者の魅力を引き出すことに長けた監督なのかな。
音楽の使い方もよくて高揚感のある作りでじわじわ感動させてくれました。
笑えるところも多くこれ最高。
日本公開は来年?








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【映画】『サウスポー』ジェイク・ギレンホールいつのまにかガチガチマッスル
2015年07月30日 (木) | 編集 |



サウスポー(2015)アメリカ
原題:Southpaw
監督:アントワーン・フークア
日本公開:2016


ジェイク・ギレンホール新作『サウスポー』を観てきました。

ジェイクが演じるのはプロボクサー、ビリー・ホープ
力に任せたボクシングで勝ちを収めるビリーですが、試合が終われば全身ボロボロ。
そんなビリーを妻は心配します。妻の一番の願いは娘と3人家族の幸せ。
妻モーリーン(レイチェル・マクアダムス)を深く愛するビリーですが、短気なビリーが箍を外したことから彼は家庭を失うことになってしまい・・



ボクシングはちょっと苦手で、劇場鑑賞を迷ったんですが・・
これは観てよかった。

ビリーの挫折と再起を描く物語ですが、ボクサーとしてだけでなく、一人の家庭人としての再生のドラマが丁寧で、娘との関係に胸を打たれるのですよ。



まずジェイクのガチガチに鍛えた肉体に驚きますね。
ファイトシーンはプロのスタントということでしょうけど、
頑強な肉体から繰り出すパンチはなかなかさまになってます。

しかしあることから彼はどん底に落ちることになる。
頂上からの転落。プロスポーツ選手の厳しい現実を垣間見た気がします。
ビリーが悲しみに沈む姿には母性本能くすぐられまくりでしたねぇ。



そんなビリーを再起に向かわせる存在として、ジェイクにも劣らない演技を見せてくれるのが娘レイラを演じるオーナちゃん(と読むのかな?)
彼女は家で一番賢くてしっかりもの。
最初はブスっ娘に見えるんですが大きな瞳がレイチェル・マクアダムスに似ています。

監督は『トレーニング デイ』『イコライザー』のアントワーン・フークア
監督自身もボクサーとのことで、ファイトシーンはプロのスタントを使い、リアルな迫力を演出しています。
教養も社会性もない若者がトップに君臨し成金な暮らしを送ることに、苦言を呈す気持ちもあるのかな。

終わってみれば父と娘の物語。
ビリーが本当の信頼を勝ち取り、人間的に成長していく姿に感動します。
勿論ボクシング映画としての盛り上がりもあり、見ごたえのある一本でしたよ。

トレーナーにフォレスト・ウィテカー
ちょっとあしたのジョーが入ってきますよね(笑)



IMDbでも8.0の高得点
日本公開は来年?




【映画】『ナイトクローラー(原題)』激やせジェイクがイっちゃってます
2014年11月08日 (土) | 編集 |


ナイトクローラー(2013)アメリカ
原題:Nightcrawler
監督:ダン・ギルロイ
出演:ジェイク・ギレンホール/レネ・ルッソ/リズ・アーメッド/ビル・パクストン
日本公開:2015/8/22
ジェイク・ギレンホールの新作、ダン・ギルロイが脚本と初監督を務めたクライム・スリラーです。

ジェイク演じるのは夜のロサンジェルスで廃材や金属フェンスを盗んでは小金を稼ぐルー。
廃材を持ち込んだ業者に「泥棒は雇わん」と冷たく言い放たれたその日、ルーは偶然遭遇した事故現場でフリーランスのパパラッチ(ビル・パクストン)と出会い、その仕事に興味を持つんですね。
自らもカメラを手に警察の無線で傍受した事故現場に駆けつけるようになるルー。
際どい映像がローカルニュースに高値で買い取られたことから、ルーはその行動をエスカレートさせていく という話。




いや~、もうジェイクが凄いよ(笑)
ルーは身も心もハングリーな男だと解釈したジェイクは、空腹でいるため食事を減らした結果30ポンド(約14繊砲眤僚鼎落ちたらしい。痩せてさらに大きくなった瞳をギラつかせる姿がイっちゃってる感を際立たせてとにかく異様。
しかもケチな犯罪者でありながら知的さも臭わせるものだから、エスカレートしていくルーの行動が単に好奇心によるものなのか、なんなのか、その心の奥を読めないところも面白いんですよね。




ルーの撮影したフッテージを買い取るテレビ局の女プロデューサーにレネ・ルッソ
化粧バチバチのケバいおばさん風のレネさんは自分の役どころをよく知っている。
監督ダン・ギルロイはレネ・ルッソの夫であり、ボーンシリーズのトニー・ギルロイの弟なのね。
ちなみにトニー・ギルロイとジェイクは製作にも名を連ねてます。

家で観てたら絶対途中休憩を入れてたであろう緊迫感も半端なく、カーアクションも見ごたえ十分。
夜のロスの映像の美しさも印象的です。
どん引きの展開ですが、シニカルなコメディとして観るのがよろしいかと。
加熱する報道業界のモラルを問う社会派なテーマをホラー並みのスリルとブラックユーモアで彩った面白い作品でした。


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