映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】マッド・マックス 怒りのデス・ロード
2015年05月21日 (木) | 編集 |


マッド・マックス 怒りのデス・ロード(2015)オーストラリア
原題:Mad Max :Fury Road
日本公開:2015/6/20
作品情報

あらすじ
石油も水も尽きかけた世界。元警官のマックス(トム・ハーディ)は、愛する者を奪われ、本能だけで生き長らえていた。資源を独占し、民衆を支配するジョーの軍団に捕えられ・・
トレーラー       

感想

ご存知『マッド・マックス』シリーズの第4弾です。
前作から30年も経ってるのにジョージ・ミラー監督の狂気は健在・・
どころかよりクレージーでカオスな世界感を楽しめる作品に仕上がっています!!

まず凄いのはノンストップの超絶アクション。
ロードムービーにつきほぼカーアクションなんですが、壮絶なのに美しくその迫力に息をするのも忘れるほど。車の造形も特筆すべきで、懐かしい車を改したようなものから、ウニだかハリセンボンっぽいものまでユニークなフォルムを楽しめるのも車ファンには嬉しいでしょ。車上で火を吹くエレキギターを弾きまくるパンクな野郎もいたりして、まぁほんとクレイジーですから。
 


そして今回マックスを演じるのは大好きなトム・ハーディ
ハーディ演じるマックスは無法者の暴走族に妻子を殺された元警官というギブソ@マックスの背景を引き継いでるんですが、マックスはシャーリーズ・セロン演じる女戦士らと半ばなりゆきで逃亡する。
しかし、全てのものと訣別したドライな一匹狼のマックスが、女たちと車を走らせるうち、次第に「守る心」みたいなのを取り戻していく。命知らずで寡黙なのにちらりと優しさを覗かせる、トムハの魅力全開でした。
監督は2009年にトムハを見初めたと言うからお目が高い。
シャーリーズ、ニコラス・ホルトをキャスティングするセンスにも脱帽。


日本公開前なので細かく書きませんけど資源が枯渇し、法も情けも存在しない荒廃した近未来で、希望を求め命をかける人々の姿に興奮し感動する。
単なるアクション映画に終わっていない超絶面白い映画でした!!
 冒頭で時代やマックスの背景は軽く紹介されるので、前作を観ていなくても支障ないですが、オマージュを楽しめるという点で「1」「2」は再見して臨むといいかも。  

関係ないけど、ハーディのインタビューを見るとスタントを同席させてるんですよね。
双子のギャングを演じる新作『レジェンド』のインタビューでもボディ・ダブルの役者を同席させている。そういうところトムハのいいところだよね。

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マッドマックス 怒りのデスロード

【概略】 石油も水も尽きかけた世界。元警官のマックスは愛する者を奪われ、本能だけで生き長らえていた。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団に捕えられた彼は、ジョーに囚われた女たち“ワイブズ”を率いて反逆を企てるフュリオサ、全身白塗りの男ニュークスと共に自由への逃走を開始する。 アクション 映画館鑑賞。 ヤバイ!すげぇ面白い!!…とりあえず問答無用に雄たけびをあげたくなる。ヒャッハーー!!! マックス役にトム・ハーディ。共演にシャーリーズ・セロン、ニコラス・ 

2015/7/24(金) 午前 8:08 [ いやいやえん ]


シャーリーズ・セロン『コール』
2012年11月29日 (木) | 編集 |



シャーリーズ・セロン主演で『親切なクムジャさん』をリメイクするそうですね。
おっと、クムジャさん観てなかったわw
今日はセロン嬢の2002年の作品から『コール』





コール
2002年(アメリカ)
原題:Trapped
監督:ルイス・マンドーキ
出演:シャーリーズ・セロン、 ダコタ・ファニング、 スチュアート・タウンゼント、 ケヴィン・ベーコン、 コートニー・ラヴ、プルイット・テイラー・ヴィンス
   


過去4回誘拐を成功させてきた犯行グループが、医師宅に侵入。自宅に妻、出張先のホテルに夫、幼い娘アビーをアジトに監禁、24時間以内に身代金を引き渡すよう要求する。しかし娘のアビーが重度の喘息持ちであったことは犯人を混乱させ・・。


幼い子供を誘拐する犯人グループと、子供を誘拐された夫婦の攻防を描くクライムサスペンスです。
妻カレンにシャーリーズ・セロン、夫役に実生活で元婚約者のスチュワート・タウンゼント。

この映画はターゲットとなる家族を、それぞれの場所に見張りを付け監禁するという手法が変わってます。
しかしその心は?と問いたくなる。
子供の命の補償はないと脅せば、別に親を監禁する必要はない様な。。まいいか。
しかも力加減で考えると夫に女一人を見張りに付けるのは無理じゃね?って気もする。
全てはセロン嬢と犯人役ケヴィン・ベーコンとのセクシーショット狙いってことでしょうね。

娘のアビー(ダコちゃんが上手い!)が重度の喘息持ちという設定は、タイムセンシティブな緊張を煽るし、何よりも犯人が根っからの悪者ではないことがわかるのがいいい。
しかしね、犯行の動機はわかるとして、何故それまで4回も誘拐を繰り返してきたのかを含め、彼らの求めるものが何なのかがわかりづらい。
子供の命?お金?医師一家に苦しみを与えること?
その辺りに一貫性がないので犯人一家の憎しみも伝わりにくいのが残念。



セロン嬢は子供を心配する母親としての演技はいいですが
美貌を武器に色を仕掛けてくるのは一般人の妻としては大胆w
終盤は思いがけない大アクション映画になりましたね。
一誘拐事件に立ち向かう普通の家族ですぜ。スケールあわなすぎ。

ま、しかしツッコミどころは多々あれど、ベーコンさんが頑張ってるからいいです。
イカれてるけどちょっと優しくて、あい変わらず痛い目に遭って、脱いで
ヘリコプターの追跡を巻いて鼻高々になったり
「わ、自分臭っせー」とか言っちゃうし。
途中ゾンビみたいな顔色になるベーコンさんはやっぱり最高♪

エンタメ性重視で観れば楽しめます。

★★★☆




『プロメテウス』明かされるエイリアン誕生の謎
2012年06月09日 (土) | 編集 |
『エイリアン』の前日譚をリドリー・スコット自身が監督した『プロメテウス』初日行ってきました。

冒頭、滝の上空に宇宙船が飛来し、人間に似た異星人(?)が自らの身体を破壊し、水の中にDNAを拡散させます。 時が経て2089年、ノオミ・ラパス演じるエリザベスとチャーリーはその壁面に人とともに星図といわれる球体の絵が施された古代遺跡を発見。古代文明発祥の各地の壁画に共通に描かれるこの星図こそが人類誕生の謎を解き明かすものと考える研究者グループが調査のため惑星への旅を敢行。それがプロメテウス号のミッションで、エリザベスとチャーリーもこれに参加します。プロメテウスのスポンサーが富豪のメレディス・ビッカーズ(シャーリーズ・セロン)。旅をナビゲートするのが、アンドロイドのデイヴィッド(マイケル・ファスベンダー)。惑星に到着したクルーたちは、ここに建造物を発見そこで彼らが見たものは・・という話。
 
昨日くらげさんのツイートに返信する形で「『エイリアン』ファンが観たいと思うものを見せてくれている」と呟いたのだけど
これはあくまで『エイリアン』のセルフパロディ的な部分(笑)

お約束とも言えるシーンがしっかり出てきて、ニヤリだったのでね。


 

でも、個人的にはもっとシンプルな前日譚を想定してたので人の起源とはまた、大風呂敷広げ過ぎじゃね?と戸惑うところもあったけど、『エイリアン』の惑星到着シーンで発見された異星人(スペース・ジョッキーというらしいですね)の謎に迫る本作は、コアなファンには堪らないかもですね。
映像の美しさ、迫力はさすがにリドリー・スコットと思うところ。
エイリアンに襲撃されるシーンのグロさもパワーアップで、息をするのも忘れるほど。
 
 

主演のノオミ・ラパスは、ど根性で命に向き合うエリザベスを好演。
非情さと完璧なまでの美しさでメレディスを演じるのがシャーリーズ・セロン。
この二人が強いリプリー像を共同で復活させた感じでしょうか。

アンドロイドのデイヴィッドを演じるマイケル・ファスベンダーがその能力をフルに発揮するところにSF的映像の面白みが凝集。物
腰の柔らかいデイヴィッドですが『エイリアン』を観ていれば、彼を警戒したくなりますよね。
私は牛乳飲んでないかを気にしちゃいましたけど(笑)ち
なみに彼は『アラビアのロレンス』ファンのようで、髪型もピーター・オトゥールのまねでした(笑)

エリザベスの恋人チャーリーにトム・ハーディ似のローガン・マーシャル=グリーン
キャプテン役のイドリス・エルバが妙に泥臭いのは『アルマゲドン』のパロディなのかと思ってみたり(笑)

解釈をめぐりネット上でも数々の憶測が飛び交う本作。単
にエイリアンと闘うというものではないため、評価も別れるかもしれません。

しかし難解なほどに、追及心を掻き立てられるのも確か。
エイリアン誕生のシーンには衝撃を受けました。

日本公開は8/24~リドリー・スコット版『エイリアン』をおさらいした上で映画館へGO!
 
★★★★☆


ヤング≒アダルト
2011年12月20日 (火) | 編集 |
 
『マイレージ・マイライフ』のジェイソン・ライトマン
『JUNO/ジュノ』の脚本家ディアブロ・コディと再びコンビを組んだ作品です。
ヤング≒アダルト(2011) アメリカ
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:シャーリーズ・セロン/パトリック・ウィルソン/パットン・オズワルト
   エリザベス・リーサー/コレット・ウォルフ
 

ヤングアダルトというのは、チケット売り場の一件で勉強させてもらったけどw
14歳から21歳くらいまでの若者をさすんだそうで
この年代を対象にした小説のジャンルともなってる言葉なんですね。
 
そのヤングアダルト小説を執筆(でもゴースト)してるのが、主人公メイビスで37歳バツイチ。
彼女は朝起き掛けにコークを2リットルペットボトルからラッパ飲みする女
普段の格好もこんな風で、生活もなんだかだらしないのねぇ。
 
そんなメイビスが執筆中のシリーズ終了を告げられむしゃくしゃするある日
新着Eメールの中に、高校時代の元彼の名前を発見する。
なんとそれはベイビーシャワーの招待状。
なんでやねん!
メイビスは元彼とよりを戻すべく、故郷に向かうのだった。
 
 
 
いや、なんでやねん!はこっちの台詞w
っていうお話なんですよ(笑)
 
セロン嬢は田舎町の元学園クィーンで、美貌に自信あり。
元彼(パトリック・ウィルソン)を誘惑して、
二人で新しい人生を築こうと本気で思ってるからたちが悪い。
映画は久々に故郷に戻ったメイビスの奮闘をみせながら
その大人になりきれない大人たるところを描きます。 
 
なんでメイビスはこんな女になっちまったのか というのが次第にわかってきて、そこは切ない。
彼女は今でも当時聴いていた音楽をカセット(!w)で聴いていて、
彼女の中で時間が止まってしまってるんですよね。
 
でもね、大概の映画って、トラウマを抱えた人間の再生を描くじゃない?
ところがこれはちょっと違う。
脚本家コディによると、こんなビッチ、世の中にいるんだよということらしく
監督ジェイソン・ライトマンは、この映画に何のメッセージも込めていないと言ってます(爆)
ただ、メイビスを見て、そのみっともなさの中に自分をみつけてしまうと
この映画はたまらなく愛しいものになるはず。

自分の現実の落ちぶれ具合を自覚しつつも、
故郷ではイケてる自分に羨望の目が集まるに違いないという勝手な思い込み。
でも故郷でさえも自分を客観的に見ることを余儀なくされる

成長とか再生はそう簡単にはできないけど
こうして猫パンチを食らいながら、人は自分に折り合いをつけいくんだと思う。

またしばらくして再見してみたい一本。