映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】『ブラザーズ・グリムスビー(原題)』サシャ・バロン・コーエン、マーク・ストロング共演のスパイ・アクションコメディ
2016年10月06日 (木) | 編集 |
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ブラザー・グリムスビー(2016 イギリス/オーストラリア/アメリカ
原題:The Brothers Grimsby
監督:ルイ・リテリエ
脚本:サシャ・バロン・コーエン/フィル・ジョンストン他
出演:サシャ・バロン・コーエン/マーク・スロトング
  / レベル・ウィルソン/ペネロペ・クルス

【あらすじ
イギリスの漁師町グリムスビー出身のノビー(サシャ・バロン・コーエン)は、9人の子供とガールフレンドに囲まれ熱烈なサッカーサポーター暮らしを満喫している。ある日、幼いころに生き別れた弟のセバスチャン(マーク・ストロング)と28年ぶりに再会したノビーは、嬉しさのあまりセバスチャンを後ろから抱きしめる。しかしそれはセバスチャンの大事なミッションを失敗させ彼の命を危険にさらすことになり・・
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感想
『トランスポーター』シリーズのルイ・レテリエ監督によるアクション・スパイ・コメディです。
本日の「英国男優」はマーク・ストロングサシャ・バロン・コーエン2人斬り!

28年ぶりに再会したノビー(サシャ・バロン・コーエン)とセバスチャン(マーク・ストロング
なんとセバスチャンはイギリスの情報機関イギリスの情報機関MI6のエリート工作員になっていたんですが、ノビーの邪魔によりミッションを失敗したセバスチャンはMI6に追われる立場になってしまうんですね。
身を隠すため、やむなくノビーの協力を得るセバスチャン。
一方、悪の正体を突き止めたい彼はひそかに調査を進め、ノビーとともに敵に立ち向かうことになるという話。
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サシャが脚本も手掛けてますからね、普通のスパイアクションに終わるはずもなくw冒頭から下ネタ満載
相変わらずお尻出しまくりのサシャはともかくも、剛さんが?「えー??」みたいな(笑)
マーク・ストロングが身体を張って、こんなこと、あんなことまでやってくれるのが最高に可笑しいんですよ。
いやー、よくやったわ。

下ネタ的にはとことん過激で笑うというよりウワァ・・・なシーンが多かったですがw
映画のオマージュや、俳優の名前をおちょくっていたり、有名人(ご本人ではない)の登場に思わず吹き出すことも多く、個人的には程よい笑いを楽しみました。

タイトルのグリムスビーというのは、2人が幼い頃に過ごした土地の名前。
わざわざこんな土地名をタイトルにつけているのは、兄弟の絆や家族の大切さを描くため。
幼い頃の思い出をフラッシュバックで見せ、セバスチャンの心の傷を修復していく過程が思いのほか温かい。
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人種ネタやマイノリティを笑うことをネタにしてきたサシャらしいコメディを期待すると物足りなく感じられるかもしれないけど、結婚して家族も持ちったサシャ自身の変化を反映してるのかもですね。
悪役に相変わらず美しいペネロペ・クルス
劇場公開は無理としても、ソフトにはしてほしい。
マーク・ストロングの肉体美も確認できますよん。

トレイラーです

 



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将軍様が行く!『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』
2012年05月20日 (日) | 編集 |
『ボラット~』のサシャ・バロン・コーエンが、アカデミー会場で某将軍様の遺灰をばら撒き
退場処分を食らったのは記憶に新しいところ。
この映画が公開された今なら、セキュリティにも笑って許してもらえたと思うんだけどね(笑)
サシャ・バロン・コーエンの新作は、世界一危険な独裁者アラジーンが、
ニューヨークで騒動を巻き起こす、ひんしゅく爆笑コメディです!
 


ディクテーター 身元不明でニューヨーク
2012年(アメリカ)
原題:The Dictator
監督:ラリー・チャールズ
出演:サシャ・バロン・コーエンアンナ・ファリス
ベン・キングズレージョン・C・ライリーミーガン・フォックス



今回サシャが演じるのは、北アフリカの架空の国ナディヤ共和国の指導者アラジーン。
本作は、国連のスピーチを行うためにアメリカを訪れたアラジーンが、
抹殺を狙う腹心の裏切りにより、ニューヨークで路頭に迷うことになるというお話。

『ボラット』や『ブルーノ』は一般人をヒンシュク行為で襲撃するという
ドッキリカメラ的ドキュメンタリースタイルをとってきたサシャだけど
今回はストーリーもちゃんとあって、サシャは共同で脚本も担当してます。
正直すぎる一般人の反応を楽しみ、予測不能な展開にドキドキするという
スリルは影を潜めたものの、会場は爆笑に次ぐ爆笑
これはもうサシャの笑いのセンスを認めるしかないですよね。
個人的には、『ボラット』の全裸取っ組み合いも、『ブルーノ』の息子大車輪にも
目を覆ってしまったので、今回の将軍様なサシャは大歓迎。
 
 

とにかくアラジーンのキャラがいい。
人種差別、女性軽視発言を吐きながら民主化を笑う。
石油のおかげで超リッチな暮らしを送り、
ベッドにミーガン・フォックスをはべらせ、特注wiiでテロリストゲームを楽しむ。
気に入らないものは↑このジェスチャーで即刻処刑送りの、冷徹な独裁者でもある。
しかし、ニューヨークでアイディンティティを奪われたアラジーンは、
NPOの有機食品店のアンナ・ファリスに助けられ、自国の民主化を阻止するため
店で働きながら、ボディダブルと入れ替わる事を計画する。
新しい出会いを通じ、価値観を新たにし、初めての恋も経験する。
二役を務めるアラジーンのボディ・ダブルのお馬鹿キャラとの対比もあって、
サシャが段々にカッコよく見えてくる。
アラジーンの演説は独裁者国家バンザイのはずなのに、
これが完全に資本主義を皮肉っている。
シニカルさに笑いながら、一方でメッセージ性も感じるところで上手さに感心します。

ラブコメとしてもきちんと機能させながらも、最後に「らしさ」で締めるあたりは期待を裏切りません。
アブナいサシャの持ち味としては随分マイルドではあるけれど
シニカルで知的な笑いに、お馬鹿でナンセンスな笑いも織り交ぜ、
途中キートンのサイレント映画並のパフォーマンスまで披露してくれる。
エンターテインメントに徹した快作です。
エンドロールが始まっても席を立っちゃ駄目よ。

日本公開は9/7~  
★★★★