映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】ミイラの幽霊
2015年10月25日 (日) | 編集 |
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【作品情報】
ミイラの幽霊(1959)イギリス
原題:The Mummy
監督:テレンス・フィッシャー
脚本:ジミー・サングスター
出演:ピーター・カッシングクリストファー・リー /イヴォンヌ・フルノー / エディ・バーン / ジョージ・パステル

【ストーリー】
エジプト人メヘメットの警告を無視して、古代のミイラを発掘した一族に、蘇ったミイラが襲いかかる。

【感想】
テレンス・フィッシャーが監督し、ピーター・カッシングクリストファー・リーのゴールデンコンビで作られたハマーフィルムの恐怖映画。32年の『ミイラ再生』のリメイクだそうです。

今回はカッシングが考古学者でリーさまはミイラ男ね・・
というか、正確にはミイラの格好したゾンビでは?まいいか。

上背のあるリー様のミイラは迫力でした。
包帯を巻かれたミイラの外観も良くできてるし
この時代の作品にしては銃で撃たれるシーンの特殊効果なども見事。
The-Mummy-1959-Kharis-11

リー様はミイラになる前の古代エジプトの高僧の姿も演じています。
彼は密かに王女を愛していたことから処刑され、ミイラとなって王女の墓を守るわけですが
ミイラのお姿から唯一見える目で、その悲哀をたっぷりに演じていて切ないんですよね。

TheMummy
           切ない・・


また王女(イヴォンヌ・フルノー)が横たわっているだけでも美しい。
ちなみのこの方、カッシングの妻として再登場するわけですが
ホラーであると同時にミイラのラブストーリーなところがよかったなぁ。
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The-Mummy-1959-John-Banning-17

個人的にはカッシング演じるジョンが足に障害があるという設定が
映画の中で生かされる展開に期待したため、特に何もなかったのは当てが外れてしまった。

足が悪いゆえ発掘の現場に居合わせず、襲われる順番が三番目ですんだとか
そのくらいのことだろうか。
完全無敵な男じゃないからこそ、妻に助けられても違和感なかったですけどね。

沼から出てきて沼に沈んでいくところなどもリー様自ら演じたんでしょうか。
お疲れ様です。

【映画】悪魔の性キャサリン -クリストファー・リー追悼その2
2015年07月02日 (木) | 編集 |



悪魔の性キャサリン(1976)イギリス/西ドイツ
原題:To the Devil a Daughter
監督:ピーター・サイクス



あらすじ
キャサリンという美少女が、教会から破門された神父に売り渡された。その神父は子供たちを集め、悪魔復活の儀式を行なっていたのだ。それを知った父親はオカルトに詳しい作家に依頼しキャサリンを奪い返そうとするが……。

感想
2本目もやっぱりハマー・プロ制作のホラーといきましょう。



リー様が演じるのは教会を波紋された神父レイナー
異端審査のあとにキリスト像を憎々しげに睨む表情からしてアブナい空気をまとってます。
しかし彼は20年後 湖畔の教会でやはり神父をしてるんですね。
朗々としたお声で修道女キャサリンに優しく声をかけるリー様。
しかし彼はその品のよいお姿とは裏腹に、ある恐ろしい野望を実行に移そうとしていて、その野望に利用されるのがナスターシャ・キンスキー演じるキャサリン。
そして、リチャード・ウィドマーク演じるオカルト作家がキャサリンを救い出そうとするというお話なんですね。


正直、時間軸を交錯させた前半部分が分かりにくいのが厳しい。
キャストの役割等を掴むのにも時間がかかってしまった。
でもフラッシュバックとオカルト作家ウィドマークが調査する過程で徐々に話が見えてから俄然面白くなりますね。リー様の黒魔術も凄いぞ。

でも一番印象に残るのは、フルヌードや赤子クリーチャーの血まみれ愛撫といった15歳のナタキンの思わぬエロシーンですね。
個人的にはリー様全裸のあれこれはナタキン以上に強烈でしたけど(汗)



エクソシスト等オカルトの名作を生んだ70年代にあっては、B級として扱われるのも無理ないかもだけど今見ると十分カルトでしょ。

最後ぶちきった感あったのはもしかしたら続編を作ろうとしたのかな?
リー様の顛末&ナタキンの表情から、それからどうなったのかが気になってしまう終わり方でした。

まぁしかし、オカルトとハマーとリー様 そしてエロ若いナタキン
それで十分だよね。


【映画】吸血鬼ドラキュラ -追悼-クリストファー・リー
2015年06月26日 (金) | 編集 |


吸血鬼ドラキュラ(1958)イギリス
原題:Horror of Dracula
監督:テレンス・フィッシャー


あらすじ
吸血鬼と伝えられるドラキュラ伯爵(クリストファー・リー)の正体を探るために、その邸内に司書として住みこんだジョナサン・ハーカー(ジョン・ヴァン・アイセン)は、広間で美しい女(ヴァレリー・ゴーント)に救いを求められたが、彼女を抱きよせた瞬間・・

感想
先日93歳でお亡くなりになったクリストファー・リー
テレビで特集放送があり、初期のドラキュラ作品を見ることができたので遅ればせながら追悼させていただきます。
今回観た『吸血鬼ドラキュラ』はイギリスの老舗映画会社ハマー・プロダクションの記念すべき第一回制作作品にして、9本制作されたドラキュラシリーズの第1作目とのこと。ブラム・ストーカーの原作を元にした王道というべき1本でした。
本作でドラキュラ伯爵を演じるのが勿論クリストファー・リー
リー様は上背があるので、美女たちの怯えた視線の向こうに静かに立ち尽くすだけで威圧感があります。
黒いマントを翻し、画面全部を覆ってしまうという演出は今観ても斬新



血を吸う直前、美女のお顔をひと舐めするような、ちょいエロな様子をみせるのもあって、画面が暗転したその瞬間、ナニやってるの?と思わせるのもいいよね(笑)



ただ、棺に横たわるリーさまのお顔はちょっと優しそうで
血が付いたままの口元も間抜けに見えて怖くない(笑)
近くに美女を一人お仲間においておきたい寂しがりやさんなのもかわゆいしね。



一方、ヴァン・ヘルシング教授を演じるピーター・カッシング
上品で紳士なのに凛としてストイック、咄嗟の動作の機敏さが意外さも感じさせてくれて
今更ながらカッコいいっすなぁ。
このお2人の相反する魅力がシリーズの人気に繋がったのも納得。
恐怖を守り立てる音楽、テレンス・フィッシャー監督の無駄のない演出もあって
古い作品ながら色あせないドラキュラ作品に仕上がってますね。



今回は怖さでは美女のほうが上だったので↑、リー様作品もう少し観ていこうと思います。




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