映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
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【映画】追憶の森
2016年11月14日 (月) | 編集 |
seaoftreesposter.jpg  

追憶の森
(2015 アメリカ
原題:The Sea of Trees
監督:ガス・ヴァン・サント
脚本:クリス・スパーリング
出演:マシュー・マコノヒー渡辺謙ナオミ・ワッツ

【あらすじ】
アメリカ人男性のアーサーは、死に場所を求めて富士山麓の青木ヶ原樹海を訪れる。睡眠薬を飲みかけたところで一人の日本人男性と出会う。自殺しようとして思いとどまり、森をさまよっていたらしいタクミと名乗るその男を助け、森からの脱出を図ろうとするアーサーだが・・・


【感想】
ミステリー祭り3本目
『グッド・ウィル・ハンティング』のガス・ヴァン・サント監督による樹海を舞台にしたドラマです。

JUKAI-樹海‐』も青木ヶ原を舞台にしたホラーだったけど、今年は樹海ばやり?
さて、本作はカンヌでブーイングが起きたという前評判がたたってか、本国アメリカでは数館で公開されたのみ。
ようやくDVDになったので観ました。
でもこれそんなにダメ? 多分死生観とか宗教観が違うんだよなぁ。

今回ミステリー特集で取り上げたのは、ある部分がとてもミステリアスだから。
そこに触れずに書くのは難しいので、今日はネタバレ記事となります。

以下未見の方はご注意ください。


[READ MORE...]
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プロミスト・ランド
2013年06月09日 (日) | 編集 |



プロミスト・ランド(2012)アメリカ
原題:Promised Land
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:マット・デイモン/フランシス・マクドーマンド/ジョン・クラシンスキー/ハル・ホルブルック・ローズマリー・デウィット
日本公開:未定
 
天然ガス会社のセールスマン、スティーヴ(マット・デイモン)は、同僚スー(フランシス・マクドーマンド)と共に、経済危機に陥った田舎町に派遣される。ガス採掘のドリル作業を開始するために、その土地の人々を買収するのが目的だ。しかし地元住民への説明会の席で、元サイエンティストの学校の教師が危険性を指摘。さらには環境保護者のダスティン(ジョン・クラシンスキー)の出現によりスティーヴの買収計画は暗礁に乗り上げる。

ガス会社のセールスマンの葛藤を描くヒューマン・ドラマ
マット・デイモンが主演、製作、共同脚本を務め、予定していた監督をスケジュールの都合からガス・ヴァン・サント監督に委ねました。
マット演じるスティーヴは、自身が経済破綻をきたした田舎の出であることから、彼は天然ガス事業が田舎町の経済を潤すことを確信し、土地を助けたいという思いがあるんですね。
ところが環境汚染を危惧する土地の知識者の反対に遭い、地元住民はガス会社を誘致するかどうかの判断を、3週間後の投票で決めることにする。映画はこの期間のスティーヴの葛藤と心の変化を描くもの。

ここで扱う天然ガスというのが、採掘法が改善されて以来、石油や石炭に代わる新たなエネルギー資源として注目を浴びるシェールガス。一方で環境汚染が問題にもなっているため、映画がどこまで環境問題を暴くのかに注目し、鑑賞しました。

セールスマンとして、一人の人間としての主人公の葛藤、土地を愛する地元住人の思いなど静かに描かれるヒューマンな部分は悪くないです。
ヴァンサント監督らしいピュアな映像と音楽とともに描かれ、観やすいし美しい。
マットもアクションものより、こういうヒューマンドラマが似合う役者だと思います。


↑郷に入れば郷に従えということで、地元ファッションに身を包むことから始めるのが可笑しいw

ただ、ガス採屈で具体的にどんな環境汚染が起こるのかを明示していないところが、期待したものと違いました。スティーヴ自身が環境問題をどこまで把握しているのにも言及してないため、観ていてどうもすっきりしない。天然ガスによる危険性を仄めかしてはいるものの、メッセージとしてはとてもマイルドといわざるを得ず、何かの規制がかかったのかなぁなどと想像しちゃいますね。




共同脚本を務めたジョン・クラシンスキー(エミリー・ブラントの旦那様ですね)が、環境保護を訴える反対派(?)ダスティンを演じてます。

 

      

トラックバック一覧

  1. 1. ガス・ヴァン・サントの『プロミスト・ランド』: 悪魔との取引?

  2. 2. 「プロミスト・ランド」

    • [ここなつ映画レビュー]
    • September 17, 2014 13:14
    • 心から素晴らしい作品だったと思える。生い立ち、思い出、プライド、仕事に対する姿勢、積み重ねた生き方…そんなものをまとめた自分自身という名の胸倉を掴まれ上に持ち上げられ、ぐらぐらと揺らされた挙句にパッと手を放されたような感じ。パッと突き放された割には余韻が
  3. 3. 映画『プロミスト・ランド』を観て

    • [kintyre's Diary 新館]
    • November 15, 2014 10:25
    • 14-71.プロミスド・ランド■原題:Promised Land■製作年、国:2012年、アメリカ■上映時間:106分■料金:1,100円、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)■鑑賞日:9月1日 □監督:ガス・ヴァン・サント□脚本・製作:マット・デイモン、ジョン・クラシンスキー◆


永遠の僕たち
2012年02月02日 (木) | 編集 |

 
ガス・ヴァン・サント監督によるピュアな青春ラブストーリーです。
 
永遠の僕たち(2011) アメリカ
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ヘンリー・ホッパーミア・ワシコウスカ/加瀬亮/シュイラー・フィスク/ジェーン・アダムス
 
ずっと楽しみにしていた本作、結局近くでかからず、DVDで鑑賞しました。
 
今回ガス・ヴァン・サントが描くのは、若いアナベルとイーノックの奇妙な恋の物語。
見知らぬ人のお葬式に参列するのが趣味というイーノック(ヘンリー・ホッパー)は
両親を交通事故で亡くし、自身も3分間の臨死体験をした死に取り付かれた青年。
臨死体験以来の唯一の友達が、加瀬亮演じるゼロ戦特攻隊員のヒロシ・・
へ?でしょうけど、ヒロシは幽霊なのだ(笑)
 
一方、アナベル(ミア・ワシコウスカ)は癌で余命3ヶ月。
死を受容する過程で、人は怒りも経験するけれど
アナベルは、すでに自分の死を受け入れる境地にいる女の子。
ただその前の段階が描かれていないため、観る人によっては非現実的に感じるかもしれないね。
車の中で、病気はもう治らないことを話すアナベルを、姉が怒り、制すシーンがある。
妹の死を受容できていないのは姉のほうで、アナベルはそんな家族に口をつぐむしかない。
そんなときに出会ったイーノックは、「死」という観念の曖昧さからか
アナベルが余命3ヶ月と聞いてもさほど動揺するでなく、現実として受け止める。
そうして二人は、普通に恋に落ちていく・・。


ヴァン・サント監督と言えば、美少年を使った青春ものを撮るというイメージがあるけれど
本作でイーノックを演じるヘンリー・ホッパーも、
父デニス・ホッパーの若い頃によく似ていて、繊細で美しい。
『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワコウスカとのコンビは、
映画に二人の存在そのままの透明感を与えることに成功しています。

死を受容したアナベル。それでも不安に心が揺れることはあるけど、
彼女が求めていたのは、余命をしっかり生きることだったんでしょう。

多くの人が死にゆくアナベルを遠ざける中、
イーノックとの出会いはアナベルの最後の命を輝かせ
イーノックも、最後までアナベルを愛し、送ることで自らのトラウマを克服する。

イーノックが最後に涙をこぼすシーンで、
ヘンリー君はきっと、闘病中の父ホッパーを思っていたことでしょうね。
 
死にいく者、残される者それぞれの悲しみと再生を描いたピュアな作品でした。
ヒロシのサブストーリーには、戦死者へのリスペクトと哀悼を感じますね。

ん、これはやっぱり好き。


【映画】ミルク
2009年03月11日 (水) | 編集 |


2008年(米)
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ショーン・ペン/エミール・ハーシュ/ジョシュ・ブローリン/ジェームズ・フランコ/ディエゴ・ルナ
アリソン・ピル/ルーカス・グラビール/ヴィクター・ガーバー/デニス・オヘア/ジョセフ・クロス/ハワード・ローゼンマン/ブランドン・ボイス/ケルヴィン・ユー
【ストーリー】
1972年のニューヨークでハーヴェイ・ミルクは20歳年下のスコット・スミスと恋に落ちる。二人はサンフランシスコに移り住み、カストロ地区と言われる地域で小さなカメラ店を開く。やがてミルクは同性愛者、有色人種、シニアなど弱者の声を伝えるべく政治の世界へ。
■感想
同性愛者であることを公表して、初めてアメリカの公職についたハーヴィー・ミルク。
弱者の声を伝え続けたミルクの人生最後の8年間を描いた、真実のお話です。

彼の生きた70年代はゲイには暮らしにくい時代で、ミルクは3度市政執行委員選に出馬して落選。
対抗馬となる元歌手のアニータさん(これは実際の映像を使ってたのかな)なんて、奇麗な顔してるのに「ゲイであることはイリーガル」だなんて平気で言ってますもんね~。

それでも徐々に彼の活動は世に知れるところとなり4度目に当選。
一方、出る杭は打たれる&どうしてもゲイの進出を許せない者もいるわけで、、
冒頭から「自分が暗殺された場合のみ公表して欲しい」としてテープに自分の活動の全てや信念、思いを吹き込むミルクの姿に、彼にどんな運命が待っているのかとドキドキしてしまいました。

とにかくミルクを演じたショーン・ペンの演技が素晴らしいです。
彼はつけ鼻とコンタクトレンズなどで実物に似せていたようですが、本人に似てるってよりも、どこから見てもゲイなのね。





最初の恋人ジェームズ・フランコに恋する様子も可愛らしい(笑)
社交的で機転が利き、活動家としてカリスマ性を発揮していく反面で、暗殺に怯え、恋人の死に嘆くミルク。
ショーンの演技力にはあらためて感心させられます。

本物のミルクさんはこの映画が作られ、自分の信念が世に再び知られることをきっと喜んでますね。
ミルクとスコットの暮らしたアパートやカメラ店は本物のミルクさんが暮らした場所で撮影したものらしいのですが
撮影時、カメラ店の入り口から入り店内で座っているミルク本人の亡霊を見たとの目撃談も飛び交っているのだそうな^^;

ジョシュ・ブローリンの神経衰弱な演技も作品にとんでもない緊張感をもたらしていて秀逸でした。

ハーヴィー・ミルクはタイム誌の「英雄100人」にも選出されてるんですね。
随所に当時の実際の映像を入れているのでしょう。彼がいかに人々に愛されていたのかがよくわかり効果的でした。
ラスト彼の死を悼む3万人がともすキャンドルライトが美しく、多くのマイノリティに希望をあたえたミルクの存在の大きさを感じ、感動的でした。

オバマ大統領に通じるところがありますね。

ショーンの演技力に惹き付けられたけど、淡々と物語りが進む前半はちょっと眠気が^^;
ガス・ヴァン・サントらしい作りと言えばそうですね。

アカデミー脚本賞、主演男優賞受賞

日本公開はゴールデン・ウィークだそうです。



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