映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
猫はどこに『ロング・グッドバイ』
2012年09月10日 (月) | 編集 |
猫が出てくる映画で好きなのが『ハリーとトント』とこれ。私立探偵フィリップ・マーロウを主人公としたレイモンド・チャンドラー原作の小説を ロバート・アルトマンが映画化した一本です。
 



 

ロング・グッドバイ 1973年(アメリカ)
原題:The Long Goodbye
監督:ロバート・アルトマン 出演:エリオット・グールド、ニーナ・ヴァン・パラント、スターリング・ヘイドン、ジム・バウトン

 
私立探偵フィリップ・マーロウはメキシコに行くという友人ハリーを車で送った翌日、警察に連行される。
ハリーの妻が殺害されたのだ。しかしメキシコでハリーが自殺したことが伝えられ、マーロウは釈放される。
その後、マーロウはアイリーンという女性から作家である夫を捜してほしいと依頼されるが……。


これ、猫の出演時間は凄く短いんですが エリオット・グールド演じるマーロウと飼い猫のやり取りが最高で大好きなんです。
冒頭、眠っているところをお腹を空かせた猫に起こされるマーロウ。
夜中の3時なのに、わかったわかったと猫に食事を準備しようとするもののいつもの猫缶を切らしていて、買いに行った店にもない。
結局猫は「いつものじゃないもーん フン!」っと家を飛び出しちゃった。
猫を探しに行こうとしてるところにやってくるのが友人ハリー。
そこからマーロウの長い一週間(くらい?)が始まるんですね~。


 

ハリーの死に釈然としないものを感じるマーロウは夫の捜索を依頼してきた作家の妻の家がハリーの近所だったことからちらりと様子を聞くうちに、何故か妙に繋がっていく。金銭がらみのいざこざに巻き込まれながらも真相に迫っていくというお話です。
 
チンピラの中にシュワちゃん発見!



グールド演じるマーロウの口癖は「 It's okay with me.(まぁ、いっけどね)」何があってもあまり動じず、
飄々とした彼がモゴモゴと口にする台詞が笑える。

チェーンスモーカーでどこででもマッチを擦ったりネクタイへのこだわりが、実際随所に見えるのも可笑しい。
そんなオフビートな彼が最後に見せる「けじめ」は唐突で驚くけれど猫への愛情があるから余計に・・だと解釈。

『第三の男』のオマージュを感じるラストシーンがいいですね。
音楽を担当するのはジョン・ウィリアムズタイトルにもなっている『ロング・グッドバイ』が都会の孤独を際立たせます。
アレンジを変え色んなシーンで流れるのも面白い。

劇中挿入歌と、偽ブランドの猫缶を与えようとするシーンはこちら。
役名なしwの猫もいい演技

いつかひょっこり帰っておいで。



★★★★☆  




カプリコン・1
2012年02月11日 (土) | 編集 |

 
カプリコン・1 (1977) アメリカ/イギリス
監督:ピーター・ハイアムズ
出演:エリオット・グールド/ジェームズ・ブローリン/カレン・ブラック/テリー・サヴァラス/サム・ウォーターストン/O・J・シンプソン/ハル・ホルブルック
 
『アポロ18』を記事にした時に字幕さんのコメントで思い出した一本。
 
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初の有人火星探査船カプリコン1に打ち上げ直前トラブルが発生。
3人の飛行士は国家的プロジェクトを失敗に終らせないため
無人のまま打ち上げられたロケットをよそに地上のスタジオで宇宙飛行の芝居を打つ事になる(allcinemaより)
というお話。
これも国の利己的な判断で、事実が闇に葬られようとするという点が『アポロ18号』と共通してますが
アポロは本当に月面着陸したのか?疑惑の都市伝説を映画にしちゃったって話でもありますね。
 
まず、国の名誉のために、なんでも隠蔽しちゃうアメリカを皮肉った
社会派な内容が一番の面白さだけど、それだけにとどまらないですね。
最終的に殺されることを悟った宇宙飛行士たちが、逃走を図ったことから、映画は様相を一変。
飛行士たちのサバイバルを描き、果ては迫力のアクションを繰り広げることになるんですよね~。
 
異常を察知したNASA職員である友人の情報から、
謎の解明に動き出すのがジャーナリストにエリオット・グールド
一見ボーーッとした風貌のグールドが、命の危険を犯してでも真実を追究する
ジャーナリスト魂を見せ、カッコいい。
 
片田舎の民間のセスナ機を操縦するオヤジがまた、命知らずなクレイジーさで最高にイカしてる!
 
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しかしまぁ、国のグールドへのマークの中途半端さは笑ってしまうところだけど
まじめにツッコませてもらうと、クライマックスのヘリコプターVSセスナのパノラマアクションで
宇宙飛行士はあの状態でセスナにしがみついていられるのか!?(笑)
 
ラストシーンのスローモーションにも、70年代を感じ笑ってしまったけど
でも、そんなツッコミはおいておいても、このプロットと、手に汗握る迫力のアクション
ジェリー・ゴールドスミスの音楽も映画もスリルをもり立て、大拍手の一本でした。
O・J・シンプソンも出てたね゜+.(・∀・).+゜