映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】 ベイルを侮るな!『ファーナス/訣別の朝』
2014年04月20日 (日) | 編集 |



『クレイジー・ハート』のスコット・クーパー監督の新作です。

ファーナス/決別の朝(2013)アメリカ/イギリス
原題:Out of the Furnace
監督:スコット・クーパー
出演:クリスチャン・ベイル/ ウディ・ハレルソン/ ケイシー・アフレック/ フォレスト・ウィテカー/ ウィレム・デフォー/サム・シェパード
日本公開:2014/9/27
 ラッセル(クリスチャン・ベイル)とロドニー(ケイシー・アフレック)は寂れた鉄鋼業の町に暮らす兄弟。
よりよい人生をと思いながらも、病気の父を抱え、生活のために地元で働く兄ラッセル。
一方弟ロドニーは、定職にもつかず賭博金の借金から賭けボクシングに関わり始めていた。
ある日、オーバーワークを重ねるラッセルが事故を起こしたことから、兄弟の人生は更に狂い始め・・
 
 冒頭、ドライブイン・シアターで起きるトラブル。
無慈悲に暴力を振るい、周りを震え上がらせる男ハーラン(ウディ・ハレルソン)が影でこの町を支配する悪の根源であることがわかってきます。
このとき上映されているのが、『ミッドナイト・ミートトレイン』(2008)。
今でもドライブインシアターが存在するところにも、この町のひなびた一面が見えるというもの。




 クリスチャン・ベイル演じるラッセルはまじめで優しい男ですが、彼の起こした事故により家計を支えることができなくなり、兄弟の未来に暗雲が立ち込めるんですよねぇ。
監督がベイルをあて書きしたとあって、ベイルははまり役。



ケイシー・アフレックも、フラフラと頼りないのに危なっかしい男を演じさせたら右に出る者なしでしょ。
心に傷を負ってやさぐれてはいるけれど、家を支えたい思いは彼にもあり、その責任感が不幸へとつながってしまうのが悲しいんですよね。
今回は賭けボクシングで細マッチョな一面も見せてくれます。



 中盤まではとことん落ちていく兄弟の悲哀にひたすらドヨヨーン
行方不明になった弟を探すため、ラッセルが動き出すあたりから緊張感もピークに。
巨万の富も、バットマンスーツも持たないベイルが、どう悪に立ち向かうのかも興味あるでしょ。
しかも彼を援護するのが『MUD』でのお姿も記憶に新しいサム・シェパードですからね。
ま、実際は思ったよりもかなり地味でしたが・・

 ロドニーを雇う町のやくざに ウィレム・デフォー、警察にフォレスト・ウィテカー
田舎町の閉塞感と、そこに生きる男たちの悲哀がたまらない映画です。
ケイシーとベイルの兄弟愛も見もの。
ケイシーがイラク帰りで心に傷を負っていたり、経済の破綻を垣間見せるところに
政治の問題も垣間見せますね。
嫌いじゃないけど元気なときに見るのが正解かな。

ポスターは『クレイジーハート』のギターをライフルに置き換えただけ・・みたいなw

      





ディフェンドー 闇の仕事人
2013年05月05日 (日) | 編集 |





日本はゴールデン・ウィークに突入ですね。
5月はスローペースになりそうなので、特集せずに、気になってたものから観ていきます。
まずはこちら、ウディ・ハレルソンが街のヒーロー「ディフェンドー」を演じる未公開アクション・コメディ。

ディフェンドー 闇の仕事人(2009)アメリカ

原題:Defendor
監督:ピーター・ステッビングス
出演:ウディ・ハレルソン、 カット・デニングス、 サンドラ・オー、 イライアス・コティーズ 、 マイケル・ケリー、 クラーク・ジョンソン


世間に蔓延る悪を許せないアーサーは、自らを「ディフェンドー」と名乗り、人々の平和を守るため夜の街に繰り出す。

 一般人が「スーパーヒーロー」を演じるという、最近流行のジャンルのパロディ的な一本ですが、本作が面白いのは、主人公がちょっぴり頭が薄い・・もとい、弱いことから、小学生並の知能で繰り広げる闘いぶり。
武器はビー玉や蜂(笑)




勇気だけは人一倍だけど、ちっとも強くないから敵にコテンパンにやられたり、
人に迷惑もかける。でも何かピュアで憎めず、警察も友人も、セラピストも
彼に優しいところが心温まります。
ウディ・ハレルソンがはまり役です。
ちなみにディフェンドーとは本来ディフェンダーであるところを、綴り間違えたのが始まりみたいだけど、そこをツッコむと酷く怒るw





 しかし彼が立ち向かうのが、街を牛耳るギャングだったりするから余りに無謀
売春娘とディフェンドーという、世間の外れ者同士の交流もピュアでね。笑えるコメディかと思えば、思いのほか心温まる作品になってるんですね。

 最初は友人がアーサーに優しすぎることに若干の違和感を覚えたのだけど、それには理由があった。
本当はコスチュームなどなくても、人の心を動かすことができるのだという描き方が心地よく、なかなかの快作でした。


エドtv
2013年03月02日 (土) | 編集 |


3月になりました。
こちらでは何かしら特集をしていきたいなと思ってまして
まずは最近観て気に入ったウィリアム・フリードキン監督新作『キラー・スナイパー』を応援すべく、出演者や監督作品を観て行こうと思います。
トップバッターは勿論主演のマシュー・マコノヒー





エドtv(1999)アメリカ
原題:ED TV
出演:マシュー・マコノヒーウディ・ハレルソン、 ジェナ・エルフマン、 マーティン・ランドー 、 デニス・ホッパー、エレン・デジェネレス、 エリザベス・ハーレイ、 サリー・カークランド

ケーブル・チャンネル“トゥルーTV”の視聴率の低迷を受け、番組ディレクターのシンシアが起死回生のためにブチ上げた企画は“台本、俳優、編集ナシ。主役はごく普通の人。24時間ぶっ通しで、その人の生活をカメラが追う”というもの。かくしてエドは一日にして人気者となるが……。

今も昔もリアリティ番組というのは人気で、最近では「アメリカンアイドル」などの出世ものからデート系、変身ものなどカテゴリーも多岐に渡ります。
日本でも「電波少年」「あいのり」あたりが人気なのは、素人のリアルな日常を覗き込む野次馬根性によるものでしょうか。

本作もエド(マシュー・マコノヒー)を24時間撮り続ける「エドtv」はあっというまに人番組となり、エドは恋愛や家族関係の恥部までもさらけ出すことになります。
視聴者はますますエキサイト、番組側はさらに密着。
気づいたときにはエドは単なる商品と化し、身動きの取れない状況になるわけですね。



要するにマスコミの行き過ぎに対し警鐘を鳴らすという社会派なテーマが盛り込まれているわけで、プロデューサー役にエレン・デジェネレスを使ったのも意味があるなと思いましたね。あ、この頃トーク番組の司会をしてたかどうは知らないですけど。

ま、しかし、マシューはエドを素人臭くキュートに演じていて、
紆余曲折のラブコメとしての要素もあり。
義理の兄役のウディ・ハレルソンのおバカなキャラも彼らしく軽いノリで楽しめました。
「お前が言うな!」という終わり方も痛快でしたね。


 

■トラックバックいただいてます

Tracked from THE MOVIEST .. at 2013-03-02 13:05 x

タイトル : 「エドtv」 2008 SHIGE'S CIN..
「エドtv」 1999年 上映時間:123分 製作国:アメリカ 原題:ED TV 今日は最近人気急上昇中の「ぐぅ~~~」って違うかぁ! まぁ、この題名やと必然的にこのくだりは入れとかんとな。。^^ マシュー・マコノヒーウディ・ハレルソン主演で 内容的にはジム・キャリーの「トゥルーマン・ショー」似てるよ~な似てないよ~な。。 でもこの作品の方が面白いと思うな~。 ストーリーは・・ケーブル・チャンネル“トゥルーTV”の視聴率は、放......more