映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
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野蛮なやつら/SAVAGES
2013年03月25日 (月) | 編集 |



野蛮なやつら/SAVAGES (2012)アメリカ
監督:オリヴァー・ストーン
出演:テイラー・キッシュアーロン・ジョンソン/ ブレイク・ライヴリー/ ジョン・トラヴォルタ/ ベニチオ・デル・トロ / サルマ・ハエック/エミール・ハーシュ
平和主義者のベン(アーロン・テイラー=ジョンソン)と元傭兵のチョン(テイラー・キッチュ)は親友同士。彼らはカリフォルニア州ラグーナ・ビーチを拠点に大麻栽培のベンチャー起業で大成功を収め、二人の共通の恋人オフィーリア(ブレイク・ライヴリー)と3人で生活している。だが、ある日、彼女がメキシコの麻薬組織に拉致され……。(シネマトゥデイ)

麻薬組織の誘いを断ったばっかりに、ベンとチョンの共通の恋人O(オフェーリア)が誘拐され、男2人がO奪還に命をかけるという話。親友同士が一人の女をシェアするなんてことがありえるのか?というのが議論を呼んでますね。確かに逆の立場で、私が誰かと一人の男を共有すると考えたら、かなり微妙なわけで、男性陣が本作を受け入れられないと感じるのは無理もないと納得します。



本作でベンとチョンがOを共有するのは、本物の兄弟が母親を共通に愛するかのごとく。
そこに葛藤や嫉妬が殆ど描かれないのは不思議だけど、周囲はその違和感を表現していたし、Oも2人の愛は本物なのかと葛藤することもあったので、映画として触れていない訳ではない。
あくまで、こういう愛し方もあるのだということで、個人的にはロマンティックに感じたのでよしです。
なんたって、野性味溢れるテイラー・キッチュと優しさ漂うアーロン・ジョンソン2人それぞれタイプが違って素敵なんだもの。特にアーロンは今回初めていい男だと気づいたしw

とまぁ、3人の関係についてだけ書いたけど、個人的な映画の見所はまずそこでしたw
後はメキシコの麻薬組織の非道さね。

メキシコ訛の英語を喋る極悪男なデル・トロが、ベンら3人の関係を知って「savages、野蛮なやつらめ!」と言い捨てるシーンがある。あんたに言われたくないわな と誰もが思ったことでしょう。
この映画は、暴力で世を牛耳ろうとする闇組織と、三角関係で均衡を保つ、社会的には決して「まとも」じゃない若者との野蛮なもの対決という構図が面白い。
そして、およそ勝ち目のない相手に命がけで挑む若者の、無謀なまでの野蛮さは純粋でもあって、そこにある種のカタルシスを感じるのです。

ラストは面白い試みでしたが、映像もすがすがしく、
大好きな『冒険者たち』を彷彿とさせてくれるところも良かった。





      





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アンナ・カレーニナ
2012年12月07日 (金) | 編集 |
原作はトルストイの同名小説をジョー・ライトが監督した『アンナ・カレーニナ』を観ました。劇場予告の圧倒的な美しさに感動しとっても楽しみにしていた作品です。
 

アンナ・カレーニナ 2012年(アメリカ)
原題:
Anna Karenina
監督:ジョー・ライト
出演:
キーラ・ナイトレイ、ジュード・ロウ、アーロン・ジョンソン、アリシア・ヴィカンダー、ケリー・マクドナルド、マシュー・マクファディン 

 
舞台となるのは1870年代のロシア。
アンナを演じるのがキーラ・ナイトレイ、その夫、政府高官カレーニンにはジュード・ロウ
もう何度も映画化されている作品でもあり、内容をご存知の方も多いでしょう。
簡単に説明すると、兄夫婦の喧嘩の仲裁にモスクワへ列車の旅に出たアンナが貴族の将校ヴロンスキーと出会い恋におちる。
不倫の関係はやがて夫に知れることになり・・というもの。
 


正直この映画の一番素晴らしいのは予告編かもしれません(笑)
本編は目くるめく恋の激情も耽美性も期待したほどではなかったですが、ジョー・ライトは映画に「舞台劇」風の演出を施していてこれが面白い。

冒頭から慌しく舞台の設営が始まり、大道具さんがドアを設置すると同時にアンナがカレーニンの部屋を訪れ、兄宅に出向くことを告げるという演出です。前半は特にその演出が顕著で、音やリズムを効果的に使っているのはジョー・ライトらしいところ。ただし、コミカルな味付けは面白い反面、ちょっとあざといと思ったのと、舞踏会のシーンなど役者の力量不足で美しさを完結できてないのは残念でした。

 

華やかなる時代の貴族たちの暮らしぶり、美しい衣装をまとったキーラを見ているだけでも楽しめる作品ではあるけれど、世間に背き不貞を働くアンナの顛末を、正しく地道に生きる道を選んだ義妹キティの人生と比較させるというクラシックな物語に当然ながら現代性はなく、退屈に思うところも。

そんな中、キーラは恋する想いをどうすることもできず、やがて孤立するアンナを繊細に演じていて良かった。
残念だったのは不倫のお相手ヴロンスキー(アーロン・ジョンソン)に魅力を感じないこと。
ヴロンスキーを演じるのはキック・アス君だものなぁ。

わがジュードを裏切ってまで惹かれる相手じゃないだろって(汗)
ジュードは苦悩をにじませる演技でとっても良かったんですが、、
実は彼が登場するたびに私は笑いをこらえるのに必死だったんですよね。
だって、、某政治家さん(元宮○県知事)に見えて仕方なかったんですもの(汗)

227日の漂流生活を終えた・・みたいな(爆)

キティ(アリシア・ヴィカンダー)を愛するレヴィンが守る地方の農園の美しい自然の風景と人情の厚さ都会の社交界の華々しさと浅はかさを対比をさせ、舞台劇風演出と映像美で描く芸術性の高い仕上がり。
その芸術性を独りよがりと感じるかどうかで好みは別れるかもしれません。
 
日本公開は3月
 
★★★★


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