映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
【映画】スター・トレック BEYOND
2016年11月10日 (木) | 編集 |
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スター・トレック BEYOND (2016 アメリカ
原題:Star Trek Beyond 
監督:ジャスティン・リン
脚本:サイモン・ペッグダグ・ユング
出演:クリス・パイン/ザッカリー・クイント/ゾーイ・サルダナ/サイモン・ペッグ/カール・アーバン/アントン・イェルチン/ジョン・チョウ/イドリス・エルバ

【あらすじ】
カーク船長(クリス・パイン)率いるエンタープライズ号は、未踏の星に不時着した探査船を捜索中、謎の異星人に襲撃される。艦は墜落しからくも脱出したクルーは散り散りに。不時着した惑星でカークが発見したものは・・


【感想】
英国男優50人斬りも残すところあと2人となりました。
今日は総選挙8位にランクインのサイモン・ペッグ斬りのスタトレ最新作です。

5年の任務の3年が経過し、自分の誕生日すなわち父の命日を数日後に控えたころ、カークは宇宙を旅する意義を考えあぐねています。偉大だった父の足跡を辿るべく入ったこの世界。しかし、宇宙に終わりがないなら自分のしていることに意味があるのかと。

そんな折、宇宙で座礁した探査船を捜索中、エンタープライズ号は何者かに襲撃され墜落、脱出ポッドで緊急避難したクルーの行方も分からなくなるという絶体絶命のトラブルに見舞われることになるんですね。
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サイモン・ペッグはいつものようにスコッティ役をこなすと同時に、本作では脚本も共同で書いてます。実際にはロベルト・オーチーの脚本をリライトする形だそうですが、個性が強調され、クルーの絆がより深く描かれているのはサイモンの功績によるもののようです。
昨年二月に亡くなったレナード・ニモイをトリビュートしているのも、製作50周年を迎えたシリーズのファンには嬉しい気づかいだたでしょう。
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映画はですね、『スタートレック ビヨンド』というよりも、ビヨンド・スタートレックといった感じでw
宇宙そっちのけで、『ミッション・インポッシブル』か『ワイルドスピード』と見間違うほど荒唐無稽なアクションシーンが繰り広げられる。そこを楽しめればいいですけどトレッキーには不評だっただろうな。
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でも私個人としては、今年27歳で急逝したアントン君に哀悼を捧げたと思われるワンシーンにグッときた。
カークとボーンズが酒を酌み交わすシーンに登場するのが、チェコフのロッカーから持ってきたというウォッカ。
それをもうひとつのグラスに注ぎ、チェコフはウォッカ野郎だよななどと話しながら乾杯する。
本当にさりげないけれど、アントン君への思いを感じられて、ここ好き。


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【映画】『グリーン・ルーム』パンクバンドVSネオナチ集団!
2016年07月14日 (木) | 編集 |
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グリーン・ルーム(原題)(2015)アメリカ
原題:Green Room
監督/脚本:ジェレミー・ソルニエ
出演:アントン・イェルチン/イモージェン・プーツ
 /パトリック・スチュワート 

【感想 
アントン・イェルチン主演のバイオレンス・スリラーです。

イェルチン君演じるパットは売れないパンクロックバンドのベーシスト。
駐車中の車からガソリンを拝借しなきゃいけないほどビンボーな彼らは
パンク好きのネオナチ集団が集うクラブでの仕事をオファーされ、嫌々ながら引き受ける。

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ところが演奏を終えた楽屋でとんでもないモノを目撃してしまった彼らは
楽屋(green room)に拘束され、危険にさらされることになるのです。
メンバーはクラブから生きて帰ることができるんでしょうかという話

イェルチン君が出てるのと、監督が『ブルー・リベンジ』のジェレミー・ソルニエということで食指が動きました。
前作『ブルー・リベンジ』はバイオレンスの中にユーモアがあって、ユニークなスリラーでしたが
今回はバイオレンスが主体のサバイバルものになってます。

白人至上主義のネオナチはスキンヘッドが人を寄せ付けない感じがして独特の怖さがありますよね。
彼らの思想が理解不能なところも不気味さに拍車をかける。
しかも彼らを牛耳るのが、(多分スキンヘッドで雇われたであろう)パトリック・スチュアート。
アントン君とはスタトレ仲間のはずなのに、本作のスチュワートさんは容赦なしです。

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バイオレンス映画につき、好みは分かれるところでしょう。
正直私にはホラーだったし、及び腰で観てしまいましたが
イェルチン君のサバイバルを軸にしてるので、いやでも先が気になるし
リアルなグロをちら見せして痛さを伝える映像や緊張感を途絶えさせない演出はうまいと思う。

嵐のあとのブラインドのようにズタボロになりながら踏ん張るイェルチン君には
いやもうそりゃ無理でしょと思っちゃいましたけど(笑)

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相容れるところのない集団を相手に、敵陣からの脱出を図るという点で、
ジョン・ブアマンの『脱出』に通じるものがあるし、暴力に無縁の者が
身を守るために暴力に暴力で立ち向かうさまは『わらの犬』。
でもありとあらゆる武器を駆使して戦う映画でもあり、監督としては戦争ものという位置づけらしい。

戦いを制したものが必ずしも爽快感を得るとは限らないのが暴力ですね。
最後にトコトコと戻ってきたワンコの行動に、戦士も普段は一人の心ある人間なんだと思った。


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【映画】アントン君追悼『5時から7時の恋人カンケイ』はほろ苦い大人のラブストーリー
2016年06月26日 (日) | 編集 |
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5時から7時の恋人カンケイ(2014)
アメリカ
原題:5 to 7
監督・脚本:ヴィクター・レヴィン
出演:アントン・イェルチンベレニス・マルローオリヴィア・サールビーランバート・ウィルソン /フランク・ランジェラ/グレン・クローズ 

アントン君追悼ラストは、アントン君には珍しい恋愛もの。

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アントン君が演じるのは24歳、作家の卵ブライン。
通りの向こうに見かけた煙草の似合う大人な女性アリエルに引き寄せられるように接近し、フランス語で話しかける
別れ際「また会う?」と誘ってきたのは彼女の方。
二人は「5時から7時まで」という決まりでデートを重ねる。
しかし彼女は結婚し二人の子供のいる33歳だった。

これはなかなか拾いものでした。

アリエルを演じるのは『スカイフォール』のボンドガール、ベレニス・マルロー
実は彼女の夫(ランバート・ウィルソン )には愛人がいてアリエルは自分の恋愛も自由だと思っている。
「それでも不倫に変わりはない」と別れを切り出すブライアンだけど、
彼はすでにアリエルを愛し始めていた
二人の恋の行方は という話。

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この映画まず面白いのは、アリエルの家の結婚象です。
愛人にどっぷりの夫を認め、さらに夫は妻のボ-イフレンドとしてブライアンを受け入れ
家族ぐるみでおおらかに付き合おうとする。

いやいやいや・・いくらフランス人一家ったって
そりゃ無理でしょ

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戸惑いながらも真剣にアリエスを愛するアントン君が可愛くてね
お相手はボンドガールで背丈も同じくらいなもので、
どうしても最初は不釣り合いに見えるのだけど
ベレニス・マルローの笑顔が思いのほかキュートで
ドライに思えた夫婦の関係にも実はとっても傷ついていたことが分かってくると
優しいアントン君との新たな幸せを願ってしまったもんね。

『今日、キミに会えたら』以来久々に見た恋愛もののアントン君は
責任感という意味でうんと大人になっていて、それでも繊細さは失わず
誠実でピュアなブライアンがぴったりでした。


ブライアンの両親にフランク・ランジェラとグレン・クローズ
アリエルの夫の愛人で、のちにブライアンの小説の編集者となるオリヴィア・サールビー(『ジャッジ・ドレッド』)も魅力的。

映画を引き立てる素敵な音楽や、街角の風景
ベンチに書かれたメッセージプレートなどのアイテムも小じゃれていて
スタイリッシュでいてほろ苦い大人のラブストーリーに仕上がってます。

幸せな結婚だったかなんて、人生に黄昏が近づいて初めてわかるのかもしれない。
黄昏も知らずに逝ってしまったアントン君
もっともっと渋い演技も見せて欲しかったよ。
安らかに。










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【映画】アントン君追悼『スパイダー』
2016年06月23日 (木) | 編集 |
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スパイダー(2001)
アメリカ
原題:Along Came a Spider 
監督:リー・タマホリ
脚本:マーク・モス
出演:モーガン・フリーマンモニカ・ポッター/マイケル・ウィンコット / ペネロープ・アン・ミラー/ マイケル・モリアーティ/  ミカ・ブーレム/ アントン・イェルチン

アントン君作品を録画するように設定していたらこれを拾ってくれましたので追悼2本目。
ジェームズ・パターソンの全米ベストセラー小説“アレックス・クロス・シリーズ”の映画化で前作『コレクター』に次ぎ、ワシントン市警の犯罪心理捜査官アレックス・クロスをモーガン・フリーマンが演じる犯罪ミステリー。
allcinemaのキャスト一覧にも名前が載ってないのだけど、アントン君結構重要なキャストで出てました!

ワシントンD.C.の一流私立学校からローズ上院議員の聡明な娘ミーガンが誘拐された。犯人は2年間も教師になりすました末、計画を遂行したのだ。アレックス・クロスの著作に精通する犯人は、クロスに捜査を担当することを依頼し挑発する。

【感想 
上院議員の娘の誘拐事件をめぐる犯罪ミステリーですが、これ初めから「あれ?」と思う部分がある。
というのも、学校にはFBIの捜査官が複数常駐し、教室でまで警備をしていること。
そしておもむろに上院議員の娘ミーガンの誘拐事件が起きるわけですが・・。
たかが上院議員の娘の警護にFBI常駐? 事件が起きる前から?と疑問符出まくりになる。
実は犯人の狙いはほかにあって、そこに係ってくるのがミーガンと同じ学校に通うボーイフレンドのアントン君ってことになるんです。

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ちょっとネタバレしますが
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R.I.P.:アントン・イェルチン『ゾンビ・ガール』
2016年06月21日 (火) | 編集 |
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アントン・イェルチン君が逝ってしまった。
自分の車と煉瓦製の郵便受けに挟まれるという事故
発見されたときにはギアはニュートラルに入り、エンジンがかかったままだったらしい。
事件性はないとされながらも、車はパーキングに入れても自動的にギアが変わってしまう恐れがあるとしてリコール対象になっていたというからなんともやりきれない。

27歳、あまりに若いよ。
デビューは『ER』だそうで、こんなに可愛い。
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アンソニー・ホプキンス主演の『アトランティスのこころ』(2001)で初めて見たときもまだ12歳の子供だった。

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『スター・トレック』のチェコフ役も可愛くて好きだったな。
ご両親はロシア人でまだ赤ちゃんのときにロシアからアメリカに亡命したということを知って
ロシア語訛りがうまかったのにも納得。
これからもともっと、いい役者に成長したでしょうに。本当に残念。

追悼にアントン君の未見の作品をいくつか観ていくことにします。
まずはこんなゾンビ映画から。。(すみません)

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ゾンビ・ガール(2014)
アメリカ
原題:Burying the EX 
監督:ジョー・ダンテ
脚本:アラン・テレッツァ
出演: アントン・イェルチン/ アシュリー・グリーン/ アレクサンドラ・ダダリオ/ オリヴァー・クーパー
恋人エヴリンと別れることを決めた矢先、エヴリン(アシュリー・グリーン)は事故で帰らぬ人に。
エヴリンの死に罪悪感を感じつつも、アイスクリーム店で働くオリヴィア(アレクサンドラ・ダダリオ)に心惹かれ始めるマックス(アントン・イェルチン)。しかし生前マックスと一生離れないと誓ったエヴリンは墓から蘇り・・
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【感想 
ジョー・ダンテ監督による日本未公開のゾンビ・ホラー・コメディです。
アントン君が演じるのはホラー映画マニアにしてホラーグッズ店店員のマックス。
家でも職場でもテレビには『ドラキュラ』などレトロなクラシック・ホラーが流れ、
壁もレトロ映画のポスターがいっぱい。有名なセリフが盛り込まれているのも楽しい。
  
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別れようと思った矢先に恋人が死んでゾンビ化というのは
デイン・デハーン君の『ライフ・アフター・べス』と似てるけど
マックスは恋人に振り回され、あげくゾンビとなったエヴリンにもなかなかノーと言えない
優柔不断だけど最後まで誠実さを感じられたのがアントン君らしくてよかった。
 
ジョー・ダンテ監督昨品ゆえ、B級風であってもホラーの押さえは効いていて
だんだんと腐敗が進む彼女の特殊メイクはイケてたし、怖い部分はしっかり怖いのがいい。
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実はこの映画を観る前に一本『約束の馬』(2015)という作品を観かけたんだけどどうにも辛い内容で挫折。
最近は困り顔のアントン君ばかり観てる気がするので、
遺作となってしまった『スタトレ』の新作でまた可愛いチェコフが観れるといいな。
その前に『ブルー・リベンジ』の監督作品の、アントン君最後の主演作『グリーン・ルーム』を観たい。




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