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【映画】アンジェリーナ・ジョリー・ピット監督『白い帽子の女』
2016年07月09日 (土) | 編集 |
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白い帽子の女(2015)アメリカ
原題:By the Sea
監督/脚本:アンジェリーナ・ブラッド・ピット
出演:ブラッド・ピット
アンジェリーナ・ジョリー・ピット /  メラニー・ロラン /メルヴィル・プポー/ ニエル・アレストリュプ/ リシャール・ボーランジェ
日本公開:2016/9/24

【感想 
アンジェリーナ・ジョリー・ピットが監督をつとめ
ブラピとアンジーが役の上でも「夫婦」を演じたヒューマンドラマ。
フランスの海辺のホテルでひと時を過ごす、作家ローランドとその妻バネッサの物語です。


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ブラピ演じるローランドはスランプ状態にある作家です。
ローランドは一本を書き上げる覚悟で南フランスの海辺のホテルに滞在を決めるものの
筆は進まず、一日中カフェで酒に浸る始末。
一人ホテルで悶々と過ごすバネッサは孤独にさいなまれ、夫婦の関係はさらにぎくしゃく。
ある日、寝室の壁に覗き穴を見つけたバネッサは、隣の新婚カップルの部屋を覗いてしまう。
そのことが夫婦の関係に変化をもたらすのですが・・



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メラニー・ロラン&メルヴィル・プポー演じる隣の新婚カップル、バネッサ夫婦、
妻に先立たれたカフェのオーナーと、登場人物の結婚の経験値はそれぞれに違っています。
アンジーは確か、この映画が作られた時期にフランスで結婚していて
おそらくブラピとの関係を真剣に考える時期にあったんでしょうね。

そういう意味でこの映画は極めてアンジーの個人的な要素が強いと思います。
長い結婚生活の間には問題にぶち当たることもあるだろうけど
正直でいることが一番の解決策であると誓い合うみたいな。

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だから、どうぞ勝手にやって頂戴という感じがしないでもないんですが(笑)
うまくいかない夫婦間の問題を突き詰めていくのは興味深かったし
普遍的なドラマとして観ることができます。

ところが後半に、痛みの根幹をなすある問題が露呈すると
「あんたらが言うな」的な嫌悪感まで感じてしまい、気持ちが引いてしまったんですよね。
多分、他の役者に演じさせたら共感できたかもしれないんですけどね。
不幸な題材を不幸然と描く演出はいただけなかったし
弱っちく暗いバネッサのキャラ作りも好きじゃなかった。

よかった点は映画にスリルと官能を与えた「のぞき穴」の存在
その先にいるのがメラニーちゃんとプポー君という美しどころを持ってきたのもいい。

時代設定が70年代ということだったけど、タイプライターとアンジーの決めメイク、
使われている音楽以外はあまり時代を感じなかったな。


それにしてもこの邦題はなんでしょうかー。
「白い帽子」に特段の意味がないのと、「By the Sea」であるべき理由が後半に示されることから
シンプルに「海辺にて」とか、原題の意をくんでほしかった。







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