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『最愛の大地』ボスニア紛争の悲劇を描くアンジー初監督作品
2012年08月30日 (木) | 編集 |
1990年代に起きたボスニア紛争を舞台に、セルビア人とムスリムという敵対する民族の恋人同士の運命を描く社会派ヒューマンドラマ。
アンジェリーナ・ジョリーの初監督作品です。




最愛の大地
2011年(アメリカ)
原題:In the Land of Blood and Honey
監督:アンジェリーナ・ジョリー
出演:ザナ・マルヤノヴィッチ、ゴラン・コスティッチ
 


サラエボを首都とし、主にムスリム人(ボスニア人)、セルビア人、クロアチア人からなる多民族国家であるボスニア・ヘルツェゴビナでは、ユーゴスラビアから独立する際に、目指すものの違いから民族間で衝突が起きる。それがボスニア紛争(1992~95)ですね。




主人公のアイラ(ザナ・マルヤノヴィッチ)はムスリムの独身女性
セルビア人兵士である恋人ダニエル(ゴラン・コスティッチ)とデート中に紛争が勃発。

独立した国家を作りたいセルビア人は、多数派であるムスリム人を迫害
若いムスリム女性を集めて施設に収容してしまうんですが
その施設の管理者になるのがダニエル。
施設ではセルビア人兵士によりレイプが繰り返される中、
ダニエルはアイラを守るべく、部屋を与え匿う・・ という話。

他民族の排除のために、戦える若い男は銃殺し、嫌がらせとして女性をレイプしたり
『あなたになら言える秘密のこと』でサラ・ポーリー演じた主人公が、
砂を噛むような味気ない日々を送りながら、胸の奥底に閉じ込めた秘密
その全てが、この映画で描かれる形なわけですよねぇ。



そんな異常な世界で、はたして異民族同士愛し合うことができるのか。。
二人の運命の行方は映画を観て確かめていただくとして

迫害されるものの苦しみ、迫害する側の葛藤含め
ボスニア紛争で何が起きたのかを、多面的に描こうとしているのは興味深いし
スリリングな描き方も悪くない。主演女優の演技もいいです。

但し、恋愛の描き方が意外に浅いので、ドラマとしての面白みに欠けたかな。
そんなに昔じゃないのに、こんなことが起きたんだなぁというのを
客観的に眺めて終わってしまったというのが正直なところ。

とは言え、初監督作品にこういう題材を選ぶアンジーの度胸には拍手だし
世界で何が起きてるのかをジャーナリスト的に発信してくれる映画人として
これからも注目したいと思います。


日本公開の話はまだ聞きませんね。
追記:2013 8月10日~公開決定

★★★☆


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