映画の感想や好きな俳優の情報を発信します。新作以外はネタバレあり。
これもキュアロン『リトル・プリンセス』
2014年03月01日 (土) | 編集 |



2月は28日までだったのね。うっかり。
のんびりしすぎてオスカー特集終わりそうにないですがw
今日は『ゼロ・グラビティ』のアレフォンソ・キュアロンの作品から『リトル・プリンセス』を観ました・
リトル・プリンセス(1995)アメリカ
原題:A Little Princess
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:リーセル・マシューズ/ エレノア・ブロン/ リーアム・カニンガム/ ヴァネッサ・リー・チェスター/ ラスティ・シュウィマー/ アーサー・マレット/ ラヒ・アジジ
 
バーネットの『小公女』を元にしたファミリー映画です。

 古くから愛され、日本ではアニメにもなってる本作を監督がどう料理してるのかに興味津々で
キュアロン応援作品としてチョイスしてみましたよ。

 インドで父(リーアム・カニンガム)と幸せに暮らすサラ(リーセル・マシューズ)は、父の戦地赴任を機にアメリカの寄宿舎学校に入学。厳格な規則に戸惑いながらも聡明で公平なサラはすぐに同級生を魅了していくのだが、父の戦死の報が届くや状況は一変。サラは学校の下働きとして屋根裏に追いやられ・・




 不思議な国を思わすインドと、ニューヨークの寄宿学校
シックな緑とオレンジ色を主体とした色彩の美しさ
格調高い装飾や調度品、風景、衣服にいたるまで美術のすばらしさが印象的です。






 サラ役のリーセル・マシューは可愛いだけでなく、演技も確かですね。
聡明で心優しく自由な心を持つサラが、厳格な女校長( エレノア・ブロン)の支配する寄宿学校に、
徐々に自由の風を吹き込んでいく姿が爽快。
彼女の話す空想の世界を幻想的な映像で見せるところに、キュアロン監督らしさが光ります。
インドの青い王はアバターの原型じゃね?(笑)

 使いの途中、道で思わぬ施しを受け戸惑いながらもそのお金でシナモンロールを買うシーンがあります。
お腹をすかせたサラが、久々のロールを頬張ろうとした瞬間
彼女は、自分よりも不幸な家族の姿を目にし、同じ年頃の少女にロールをあげるんですね。
その善行がやがてサラを幸せに導く。
いかにも児童文学らしい展開ですが、奇跡をベースにするのでなく、前向きな強さと、人を思いやる気持ちが運命を変えるのだということ、学校の仲間の友情と絆が幸福への鍵になるあたりも非常に気持ちのいい作品になっていました。



 年取るとえぐい作品を選びがちだけど、たまにこういう映画でリフレッシュするのもいいですね。
キーワードの「女の子はみんなプリンセス」は座右の銘とします(笑)

 映像革命となった『ゼロ・グラビティ』でも、技術面に賞賛の声が上がってますが
オスカーではぜひ監督賞を獲って欲しい。期待してます。




ゼロ・グラビティ
2013年10月06日 (日) | 編集 |



もしも無重力空間に取り残されたら・・・
漆黒の宇宙空間を舞台に、地球生還にかけるクルーの壮絶な闘いを描く『ゼロ・グラビティ』
監督は『トゥモロー・ワールド』のアルフォンソ・キュアロン
まさに絶品中の絶品でした!!
ゼロ・グラビティ(2013)アメリカ
原題:Gravity
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:サンドラ・ブロック/ジョージ・クルーニー
日本公開:2013/12/13
地球から60万メートル上空。そこで、誰もが予測しなかった宇宙ゴミによる突発事故が発生。スペース・シャトルの船外ミッションを遂行していたメディカル・エンジニアのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)と、ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)は、宇宙の無重力空間≪ゼロ・グラビティ≫に放り出されてしまう。(ウィキより)

予告を観て以来心待ちにしていたのだけど、期待を上回る素晴らしさでした。



出演者はジョージ・クルーニー、サンドラ・ブロックのほぼ二人。
このベテラン二人が、「死」以外にオプションがないと思われる宇宙空間から
地上への帰還を果すべく、あらゆる力を尽くすわけです。
次々に襲い掛かる難関に息をするのも忘れてしまう
しかし、宇宙空間からの美しい地球の映像や、ユーモアを忘れないクルーニーの存在など
癒しとなるシークエンスが差し込まれ、壮絶なスリラーとのバランスも絶妙。
そしてなによりも、生きようとする人の力強さと地球への郷愁に心まるごと持っていかれるのです。




はじめ、キャストにはナタリー・ポートマンや、ロバート・ダウニーJRが予定されていたようだけどクルーニー、サンドラのコンビで完璧だったと思う。
特にサンドラは最高の演技で、彼女のしなやかな強さにとてつもなく感動させられる。
彼女が宇宙服を脱ぐ瞬間、人間の身体ってなんて美しいんだと思えるんですよね。
さりげないユーモアを表現できるのも彼女ならでは。
某シーンでは『ウォーリー』を髣髴とさせ思わず吹き出しそうになったれど
地球への郷愁という同じテーマを持つ『ウォーリー』へのオマージュがあってもおかしくない。

この宇宙空間の映像は、「ライトボックス」と呼ばれる空間の中での撮影だったよう。
撮影方法について監督のインタビューを聞いてみたのだけど、素人には技術的なものは分かりません。
けれど、本作が映像革命であることは疑う余地がなく、監督のアルフォンソ・キュアロンは天才ですね。

今回IMAX3Dを選んだのは正解。
映像の美しさは勿論のこと、衝撃がじかに伝わる臨場感も抜群でした。
久々に飛んでくる障害物を避けようと身をかわしててしまったしw

宇宙から見る地球の夜明けの映像には言葉を失います。
地球ってこんなにも美しく愛おしいと思わずにいられない。
最高です。オスカー一番乗り間違いないでしょ。

エンドロールでNASAのコントローラーの声がエド・ハリスだったのを知って、ほっこり。